第十六の敵 ページ24
今日はイギーと一緒に町へ買い出しに出ていた。
『イギー、コーヒーガム買う?』
イギー「当たり前だろ、俺の飼い主になるんだからそんくらい察しろ」
『ちょ…あのね……ハァ、生意気な犬だね、ほら』
イギーにコーヒーガムを投げる。
クチャクチャとヨダレをたらしながら食べるイギーを見て、少し引きぎみな私。
もうちょっと普通に食べれないのかな。
『んー、美味しい!!』
私はポケットから棒つきキャンディを出して食べる。
キャンディを口に入れっぱで歩く。
イギー「!」
『?』
急にイギーが立ち止まった。
イギー「おい、今の、聞こえたか」
『…いや、聞こえなかったわ。なんの音?』
イギー「これは…ポルナレフの声と…シルバーチャリオッツの剣と他の剣が戦って出る音だ」
『…そこの位置分かる?』
イギー「音聞いてりゃ分かる。行くぞ!」
『オッケー』
イギーについていく。
次第に私にも音が聞こえるくらいになった。
イギー「血の匂いだ……こっちか!!」
しかし、途中で音が変わった。
最初は剣と剣が合わさって鳴る"キィィン"という音だった。
今はまるで剣を拳で殴っているような"ガキャン"という音だ。
確か、ポルナレフと一緒に町回っていたのは…承太郎。
ポルナレフがやられたのか…?
イギー「ここだ」
『!』
ガキャン、ガキィン
と音が聞こえる。
そっと見てみると、ポルナレフが承太郎を襲っていた。
どういう事だ…?
二刀流だし…
まあ、とりあえず…。
『オチろッ!!』
戦いに夢中なポルナレフの後ろからうなじに蹴りを入れる。
ポル「がっっ…」
ドサッ、とポルナレフはその場で倒れた。
『さぁて承太郎…。一体全体どうなってるのかしら?』
ニコッ、と黒いオーラを出して微笑むと、承太郎の顔はちょっとひきつった。
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カレーライス - あんころもちさんの作品も早く読んでみたいです! (2017年12月16日 20時) (レス) id: 3c57821f6f (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編&完結おめでとうございます!続き、楽しみにしています! (2017年12月16日 20時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - ありがとうございます! (2017年12月16日 11時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
カレーライス - 画面の一番下にパスワードと書いていませんか?書いてあったら、そこに設定したパスワードを入れてください! (2017年12月15日 22時) (レス) id: 3c57821f6f (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - カレーライスさん、質問デス!…実は私、3DSで見てるんですけど作りたくても保存を押してからの次がわからないんです。どうすればよいでしょうか? (2017年12月15日 21時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ