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「お疲れさまです。今日も元気ですね」
「会いたかったよ豆ちゃん!!今日もかわいいね!」
「元気じゃなくてうるさいの間違いでした」
「ゔぅ塩対応、、でもかわいいから許す〜!」
「なんなんお前ほんまに…。サークルのときとキャラ変わりすぎやろ」
げっ。
豆ちゃんの前で余計なこと言うなよ、河野。
静かに睨んだところで純喜は何も気づかない。
隣に座る木全だけは私の刺すような視線に気づいて、ハァと息を吐いてわかりやすく肩をすくめた。
「こいつ、サークルのときは大人しくマネージャーぶって笑ってるんやで?
おつかれとか言ってニコニコ静かにスポドリ渡してくんの。同じやつとは思えんわほんま」
ズルズルうどんを啜りながら純喜は話し続けやがる。
たしかに騒がないようにはしてるけどさ、、。
「ぶってるとかじゃないから。
騒ぐ理由がないだけで、私だって普段はそんなもんだよ」
ねぇ木全もわかるでしょ?と聞いたら、そうっすね〜と適当に返ってきた。
ゲームから目を離す気のない木全はいつか絶対痛い目に遭うと思う。
私一応先輩ね?
「そういや」
いつの間にうどんを完食した純喜が、水をがぶがぶ飲みながら言った。勢い良すぎて溢すないでよ。
「瑠姫からデートに誘われたってほんまなん?」
「……あ〜、まぁそんなこともあったね」
「え!誰っすかそれ」
「ただのサークルの同期だよ」
たしかにこの間瑠姫と喋ってたとき、
今度どっか遊びに行こうよ、とは言われた。
でも社交辞令みたいなものでしょあんなの。
第一、瑠姫と出かけたなんて知られたら、サークルどころか学部中の女子から袋叩きにされるのは確定してる。
そもそも行けたもんじゃない。
「あいつめっちゃかっこいいねん!
シュッとしてるし、サッカーも上手いし、、。
それで、ご飯でも行ったん?」
「いやいや!まさか。
恐れ多いでしょ。もちろん断ったよ」
「Aさん顔はいいからなぁ」
「おい木全、余計なこと言うな」
こいつらはいつも一言も二言も多い。
一方で、何も言わずにただ話を聞いてた豆ちゃん。
心なしかムスッとしてる気がするのは、、なぜ?
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ツキコ(プロフ) - ななしさん» お返事が遅くなってしまいごめんなさい、、!コメントありがとうございます🥲リアリティ求めてたら書いててちょっと苦しくなりました笑 伝わったようで嬉しいです🙌更新がんばります〜!! (2022年5月7日 21時) (レス) id: f54c094325 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 純喜のやつ、リアルでやばいですね⋯お話好きです✨ご無理はせずに!更新楽しみにしています⋯🥰 (2022年3月30日 0時) (レス) @page31 id: 18bfafaa9d (このIDを非表示/違反報告)
ツキコ(プロフ) - はなさん» 外し忘れていました…!報告していただきありがとうございます! (2022年1月17日 18時) (レス) id: f54c094325 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたっちゃってますよ……! (2022年1月17日 16時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツキコ | 作成日時:2022年1月16日 22時