【ハイキュー!!】月島の双子の弟は青葉城西でバレーの楽しさを知る２

新生青城 ページ32

第2セットは英の代わりに京谷さんがスタメンに入った…が、




及「お前は基本好きにやっていいけど足引っ張るなら引っ込めるからな！」



京「…」



岩「無駄に危ないプレーはすんじゃねーぞ」



京「…うす」



及「なんで岩ちゃんにだけ返事すんだよ！？」




始まる前からチームプレーの面が心配で仕方ない。


東峰さんのサーブから試合が始まるがアウト。


その後の及川さんのサーブもアウトだった。


2人とも力強いサーブだが徐々に照準を合わせてきている。


蛍のサーブ。


ネットに当たり青城コートに落ちるが岩泉さんがカバーに入る。




及「ナイスカバー岩ちゃん！」




だが烏野のチャンスボール。


安定したレシーブ、トス、東峰さんのスパイク。


渡さんがレシーブで及川さんの真上に返す。


前衛は岩泉さん、勇太郎、京谷さんの攻撃布陣。


及川さんはライトの京谷さんに上げた。


京谷さんはネットのほぼ真横から助走で入ってくる。


そのまま超インナースパイクを打った。


烏野の3枚ブロックは反応できずにいた。



このスパイクいつまで捕まえられずにいられるかな…。



その後青城は、及川さんの賢明な判断力で3連続得点を取った。


しかし夏休み後から京谷さんを大会メンバーに入れたため、綺麗に噛み合わない。


けど、これでいい。


京谷さんをスタメンにしてから明らかに青城の攻撃のリズムが変わった。それは、良い意味でも悪い意味でも。



もしかしたら京谷さんは青城のヒーローになる男かもしれないな…。




花「京谷ラスト！」



松「ナイスカバー！」



花「わり、ネット近ぇ！」




岩泉さんのレシーブを花巻さんがカバーするが少しネットに近い。


ネットの向こう側には烏野の3枚ブロック。


絶対に打てば捕まる。




渡「ブロック3枚！1回返せ！」




しかし京谷さんは渡さんの声をガン無視してフル強打で打った。


もちろんどシャットされる。




溝「バカお前もうちょい軟打とかフェイントとかあるだろ！」



京「攻撃は強打が決まんなきゃ気持ち良くねえっす！」




コーチが声を荒げて怒るが京谷さんは即座にそう叫んだ。




溝「このっ…



入「まぁまぁ溝口くん。正すところは何れ正すよ」



溝「！うす…」




監督は顔は笑っているが完全に怒っていた。


前言撤回。


やっぱり問題児だ。

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