【ハイキュー!!】月島の双子の弟は青葉城西でバレーの楽しさを知る２

圧ブロックと激速サーブ ページ30

17-18。


ここでリベロの渡さんが前衛に周り、松川さんと交代した。




松「おいちょっと」




松川さんはコートに入って早々花巻さんと勇太郎を呼ぶ。


コート外で試合を見ている時も何か考えている様子だった松川さん。



考えが固まったのかな…。



勇太郎のサーブで試合が再開し、田中さんがレシーブで返す。


影山がトスを上げるため、跳ぶ。


日向は右に走り始めた。



移動攻撃(ブロード)…！



日向と同時に松川さんも走り始める。


そして日向と同時に、クロス側に跳んだ。



うっわ187cmの圧すご…。



日向は勇太郎が待ち構えていたストレートにスパイクを打った。




「カウンター！」




カウンターで英がスパイクを決め、青城の得点が烏野に並んだ。




松「ナイスキー」



松川さんって普段あんなにゆったりしてる感じなのにバレーやるときだけめちゃめちゃ怖いな…。








そのまま試合はシーソーゲームのように続き、22-24。


ここで及川さんのサーブになった。


どこか雰囲気が違う及川さん。



いつもより集中しているような…。



その空気を察知したのか岩泉さんは両手で後頭部を押さえ、勇太郎にも促した。




澤西「「サッ来ォーイ！！」」




及川さんは一呼吸すると今までより遥かに速い速度でサーブを打った。


瞬きをしたら見逃してしまうほどの速度。


澤村さんも西谷さんも反応できなかった。


赤旗が上がる。


アウトだ。




及「おぁっぐぅぅ！ごめんんん！！」



花「惜っしィ〜！ナイス攻めサーブ！」



岩「次次ィ！」




ここには挑戦を責める人なんて1人もいない。



それにしても惜しかったな…。


俺だったら絶対取れない。



しかしこの失点で烏野はセットポイントになった。



ここは先取しておきたい…。



その後青城は渡さん、及川さん、岩泉さんの攻撃で1点返し、23-24。


あと1点取れば並んでデュースだ。



ここを乗り切れば…！




ピーッ




予想外の笛が鳴る。


試合に夢中で気づいていなかった。




『まじか…』




京谷さんが13番の札を持って交代に控えていたことに。

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