ちいさな一日(1)・・・ALL×流星 ページ2
「おっはよー・・・って、ん？」
ざんざん振りの雨でもテンションの変わらない濱田さん。
楽屋に入るなり、ソファの上の生き物に気付いた。
「え、と？」
毛布の下でモゾモゾと動くのは・・。
ジッと動きを観察する。
「い、ぬ？」
毛布を取ろうと手を伸ばした時、ドアが開いていつもの顔が覗いた。
「お、おはよう濱ちゃん。早いなぁ」
眠そうな小瀧に、中間、桐山、重岡に神山。
「あれ、流星は？」
「ん？あれ？」
五人が顔を見合わせて首を捻る。
その時だった。
「なに？」
毛布が持ち上がり、中から・・。
「ん？」
目をパチクリさせた小さな男の子。
驚くメンバーを前に目を細めて笑った。
「だ、誰？」
中間がその可愛さにキュンとしながら問う。
「やから、おれ、りゅーせぃ」
「は？え・・と」
桐山は戸惑いながらも顔を近付け、マジマジとその顔を見つめる。
「確かに、似て・・る？」
「ちょい待ち！俺携帯に保存してんで、昔の流星の写真！」
シゲが携帯を取り出して写真を探す。
「いや、見ぃひんかてわかる！」
神山が桐山を押しのけ少年の頭を両側から押さえる。
「い、いだい・・」
少し涙目の少年。
「こりゃ間違いなく流星や」
してやったりとほくそ笑む神山に、
「痛いねんあほっ！」
食らわせた頭突きは、神山のおでこを直撃した。
「っ！！」
声も出せないくらいの激痛に見舞われ
後ろに倒れた神山を心配するのは重岡一人。
「流星、なんでそない小さくなったん！？」
四人は流星を囲み、矢継ぎ早の質問を浴びせた。
「・・・」
「流星？」
「りゅう、なんでこんなとこにおるん？にいちゃんらだれなん？」
「え・・」
今度は悲しみの涙を浮かべる流星に、一同は再びの戸惑いに襲われる。
「りゅう、かえりたい・・」
ぐす・・と涙を拭う手を見て、濱田が気が付いた。
「服、流星の・・やんな」
「え？」
言われてみると、それは流星のお気に入りのセーター。
小さな流星にはだぼだぼで大き過ぎる。
「一体いつこないなったんやろ・・」
中間が探偵を気取りだして顎を触って推理を始め、桐山もそれに便乗する。
「これは、今世紀最大の謎や・・なぁ」
「それはそうと今日の撮影どないするん！」
小瀧が一番現実的な問題に行き当たり、
「いえかえりたい・・」
そう言って自分たちを見上げる小さな流星。
「うん、今すぐ帰らしたる！」
そう言って、重岡が立ち上がった。
(つづく)
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しろくま ．○(プロフ) - 大福もちこさん» 返事遅くなっちゃってすみません！ありがとうございます！！楽しみです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月23日 2時) (
レス) id: 984ff39804 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - しろくま ．○さん» しろくまさん、リクエストありがとうございます＾＾遅くなりましたが承りました！がんばりますね〜♪ (2016年7月28日 0時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま ．○(プロフ) - 小説面白いです！いきなりですけどリクエストいいですか？のんちゃんが女体化してしげりゅせに取り合いされてるのを見てみたいです！これからも更新がんばってください！ (2016年7月13日 11時) (レス) id: 984ff39804 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - 赤兎さん» いえいえーどうもありがとうございます＾＾リクエストうれしいです。重岡さん総受ですか。む、難しいけどがんばってみまーす！！ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちこ(プロフ) - 森村里桜さん» わぁ〜本当ですかっ嬉しいです！感想頂けるのすごくうれしい＾▽＾かなりゆっくり更新ですが、これからも楽しんで貰えるようにがんばります♪ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 2b183af5c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大福もちこ | 作成日時：2015年12月14日 0時
