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D.C (ダ.カーポ) ページ21
僕は走って病院に行った。
叔母さんに貰っていた茶封筒を持って。
『Aちゃんへ
貴方がこれを読んでいるということ は、私の身に何かあったんでしょう ね。いいかい？Aちゃん。貴方 はお母さんに捨てられたんじゃない のよ。貴方のお母さんはね、病気を 持っていて入院しているのよ。これ を読んだらね、病気と戦ってるお母 さんに会ってあげてね
叔母さんより』
母さん！！
A「はぁっ。はぁっ」
あった！天使川！
ガラガラ
A「母さん！」
母「･･･A？Aなの？」
A「母さん！よかったぁ･･･」
母「走ってきたの？」
A「う･･･ん」
母「あのね、A。ぼく、絶対戻ってくるから、家で待っててね」
A「うん。待ってる。待ってるよ！」
母「じゃあね、A」
A「じゃあね！」
その後、僕が母さんにあったことはなかった。
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