クルル曹長の妹は甘いもの好き17【ケロロ軍曹】

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『ったく！このアホ！』

私は医務室で全員の怪我を手当していた。

『そこまでして私を休ませたくないのかと思っちまったよ』

タママ「だって僕達に内緒だとか」

ギロロ「夏美達にも言語道断だとか、」

クルル「俺にも内緒だとか、」

ケロロ「我輩にアレを渡せば完璧だって」

ドロロ「準備万端だとか」

『そこでなんで辞表って言うところにたどり着くんだよ.....最後まで内緒にしたかったのに.....ﾊｧ』

私は帽子の中から本を出した。

『ミココ達と一緒に沖縄旅行行きたかったんだよ』

ケロロ「りょっ旅行でありますか？」

『うん』

ギロロ「じゃあ俺に言った、小物か食い物どっちがいいって言うのは別れの品じゃないのか？.....」

『何それ？違うよ。お土産は小物か食べ物どっちがいいかって言うこと。サーターアンダギーか星の砂かで迷っちまって』

タママ「じゃあケーキを食べなかったのは、移動先の小隊が甘いもの禁止って言うわけじゃないんですか？」

『なんじゃそりゃ？違ぇよ』

タママ「じゃあなんで食べなかったんですか？大のケーキ好きのAさんが珍しく......」

『.....だ.....だ』

タママ「だ？」

『すっ少しでもいい水着が着たかったからここ数日甘いもの控えて、ダイエットしてた。恥ずかしかったから言えなかった//////』ｶｧ

ココ最近お腹周りが増えてきて.....

タママ「あ ごめんなさい」

クルル「クック〜 乙女のプライドってやつだな」

『私はただレディ達だけで秘密のバケーションを楽しみたかっただけなのに、それをお前らは邪魔してくるし.....隊長に関しては休暇届と兄貴と私ごと燃やされるし......それで？何か言うことはありませんか？』ｸﾞｸﾞｯ←握りこぶし作って怒ってる

「「「「「ホントすみませんでした」」」」」ﾍﾟｺｯ←土下座

『よろしい』

タママ「.....だって....」

『カル？』

タママ「僕、軍曹さんの次にA先輩を尊敬してるんですぅ。だからA先輩が辞めちゃったら僕.....悲しくて辛いですぅ」

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
げっ 泣いちまった。こういうの苦手なんだよな.....

『ﾊｧ分かった分かった。飴やるから泣き止んでくれ』

タママ「はいです」ｸﾞｽﾝ

ケロロ「あの.....我輩たちも沖縄旅行って」

『ダメ』

ケロロ「ですよね.....」

『ミココは旅行の為に宿題を前倒しして終わらせたんだぞ』

ケロロ「マジっすか....」

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