REBORN † 愛してるから、声を聞かせて (ページ9)

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「じゃぁさ、じゃぁさ！」

「はいはい。なに？」

なんか……変なこと、思い付いたな、こりゃ。

山本は、いつもそう。

何か思い付くと、少し目が輝く。

「俺が愛妻弁当作ってこようか？！」

「…………はぁ？」

愛妻弁当って……普通、妻が作るものでしょ。

てか、なに言ってるんだ、このバカは……//

「いっ、いらないよ！そんなの…///」

「えー！いいじゃんか、上手く作るからさ！」

そんなん作られても、上手く食べられないよ！//

消化する自信がないってか、食べるのが勿体ない！///

「本当にいいから！頼べば、ミヤビが作ってくれるし！」

「あー……まぁた、ミヤビちゃん？」

トン……。

山本が、ソファーに座る僕の前に立ち、背もたれに手をやる。

僕の肩のすぐ上にある山本の両腕は、僕をどこにもに逃がさない。

真剣な瞳が、僕をくっきりと映していた。

「は……？え、//」

「ヒバリさー、本当にミヤビちゃんが好きだよなー」

“だから、なに？”って言う言葉は、山本の視線に阻まれた。

怒ってる？

いや、これは……、

「ヒバリって、こうして男のフリしてるけど、将来どーすんの？ミヤビちゃんと一緒になる？」

これは……焼きもち？

「あ、あのさ……！//」

「…なに？」

「っ……///」

焼きもちなのかな……、なんか怒ってるし

あからさまに、ねぇ。

でも、どの種の焼きもちなのか、わからない。

“ダチなんだから、頼ってくれ”？

それとも……。

「……キミは、僕をどうしたいんだ？//」

考えてたら、口から出てきた疑問。

「へ…？」

至近距離の山本の表情が、驚きに染まり、そして、

「わ、わーーっ！//ごめん、A！あ、いやっ、ヒバリ！違っ、俺…！//」

顔を真っ赤にして、部屋を飛び出した。

え、……は？//

なっ、なにを考えたんだろう……！！