REBORN † 愛してるから、声を聞かせて (ページ8)

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……眠たい。

眠たい…ただひたすら眠たい。

僕は、応接室のソファーに寝転び、天井を仰いだ。

授業中だから、比較的、静かだし、これなら……寝られる。

僕は、そっと目を瞑った。

†

「……バリっ！ヒーバリ！」

「っ！！」

バ！と、起き上がる。

人の気配と、声。

いつのまに……全然気付かなかった。

僕はトンファーを忍ばせているポケットに手をやる。

その時だった。

「お！やーっと、起きたか！」

「…………キミは、」

…山本じゃんか。

なんの用……ってか、

「……学校では、控えてほしいね」

学校では、余り会いたくない。

周りにバレたら……それが弱点になるから。

「いいじゃねーか。誰もいないし」

「……え？」

僕は、時計を見た。

1時……。そうか、始業式とホームルーム(二限)だけなのか。

確か、部活もなしだったはず。

「…なんの用？」

僕は、そう尋ねながら、ソファーに座った。

「一緒に昼飯食わね？」

「は？」

山本と、僕が？一緒に、お昼ご飯？

「………べっ…別に、構わないけど…？//」

「さんきゅっ」

山本が、にぱっと笑う。

やっぱり、電話なんかじゃ足らないや。

山本の顔を見て、そばにいてほしい……なんて。

「それがさー、聞いてくれよ」

「なに？」

「ゼッテー、部活あると思って、弁当持ってきたのにないし」

山本が、食わえ箸をしながら、いじけた様子で話す。

「ツナ達ももう居なくてさー……んで、怒られるの分かってヒバリんとこ来たんだけどって、ヒバリ、昼飯は？」

「……作るの面倒臭いから、作ってない」

「えー！」

昼飯なんて食べなくても、生きていけるし。

すると、山本は苦笑いで言った。

「そんなんだから、色々と細いし、無いんだって！」

「今、胸見たでしょ？咬み殺すよ？」

「すみませんでした」

ったく…。

これ(胸)、結構悩みなんだからね。切実に。