REBORN † 愛してるから、声を聞かせて (ページ12)

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「よーし！と、いうわけで、レッツ恋バナパーティー！！」

「おい」

いそいそと、僕の布団に入り込むミヤビ。

なに、こいつ。

「たまにはさー、良いと思わない？」

「思わない」

「女の子同士だし」

「思わないってば」

「いいじゃん、いいじゃん！あ、電気消しまーす」

……パチン。

先に消されてしまった、電球。

しばらくすると、また音が聞こえてきた。
これはカーテンを開けれ音だ。

月明かりが、射し込む。

薄暗い空間で、ミヤビが僕の隣に寝転んだ。

「薄暗い空間……静かに聞こえてくる息遣い……二人きりの、」

「うるさい。ポエム綴んな」

「もーちょい、ムード出そうよぉ！」

「寝るのに、ムードなんて必要ないでしょ」

「むぅー」

僕がそう言うと、ミヤビはほっぺたを膨らませた。

それを指先でつついてみる。ぷにぷにと、やわらかい。

「じゃー、せめてさー、恋バナしよーよ！」

「いや」

「恭ちゃんさー、ぶっちゃけ、山本クンのこと、好きでしょ？」

「ち、違うしっ……！！！////」

慌てて、ミヤビから指を離す。

ニヤニヤしてるミヤビは、僕の体に抱き付いてきて、

「恭ちゃんも、もう女の子になってきたからなぁ、か･ら･だ･が♪」

「う、うるさっ、ひゃぁ！！//ど、どこさわってんのさ…！！///」

「おぉー。ナイスくびれと、ナイスツンデレ！」

「うるさい！///」

びっくりした……いきなりウェスト触られた…//

さすがになれないから、ていうか、この歳で誰かと寝るなんて、なかなか無いから、結構戸惑う。

「てゆーか、離れろ…！//」

「やだやだ！もっとツンデレ堪能するし！」

「しなくていい！//」

ミヤビを引き剥がそうとするも、しっかり抱き付かれてしまい、上手くいかない。

あぁ、もう疲れたんだけど。眠いし。

「んでぇ～？最近、色気付いてきた恭ちゃぁ～ん？山本クンがぁ、好きなんでしょー？！」

「うざいな、そのキャラ。還れ」

土に、ね。

すると、ミヤビはケタケタ笑って、僕の体を離した。