サボり魔な”第二補佐官”が”ブラック本丸”に行く話 (ページ5)

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四日目ページ5

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『疲れたーーー。』

あれから約二時間かけて寝室だけ掃除した。

いや、これ一人と一匹だけで離れ全体を掃除するのどれだけかかるんだよ！！

こんのすけ「審神者様、今日は寝ましょう…。疲れ…ｸﾞｩｰｰｰ｡」←

『の〇太くんかい？？』

のび〇くんもびっくりのスピードで寝始めたぞこの狐。

………まぁいいか。私も疲れたし。

布団を引き、こんのすけ君を抱いて布団の中に入る。

寝転がった瞬間に私は睡魔に襲われた。

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『ん……？』

次に目を覚ましたのはお腹に違和感があったからだった。

なんか、重いものが乗ってるような…。

＿＿＿＿ガゥ！！

なにか、虎のような声がした後に頬をなめられた気がした。

こんのすけ「起きてください！！」

『こんのすけ君？君虎のように鳴いたっけ？』

こんのすけ「こんのすけは狐です！！」

『じゃあ、誰が………。え、虎？？』

こんのすけ君の言葉に朦朧としていた意識が戻る。

お腹に目を向けるとそこには小さな虎が。

え、虎？？(二回目)

こんのすけ「それは五虎退様の虎です。」

『虎を飼っている刀がいるんだね。』

こんのすけ「まったく、丸二日寝ていたんですよ！！」

『え、まだ二日なの？』←

こんのすけ「毎日どれくらい寝てるんですか！？」

こんのすけ君がびっくりしたように声を出す。

大体一週間ぐらいは余裕で寝るよ？←

虎を退かそうとするも全く独気配がしないので諦める。動物をいじめる趣味はない。

気分転換に外に出ようかと虎を抱えて襖をあけるとそこには虎を引き連れている少年がいた。

？？「あ、あの………。」

『ん？』

？？「そ、その虎返してくださ…い。」

どうやらこんのすけ君の言っていた五虎退という刀らしい。

五虎退と言っても怖がらせるだけだと思い、名前は呼ばないことにした。

なんかめんどくさい予感がするし。

『この虎は君のだったんだね。随分と人懐っこい虎だ。

これだけ人によっても嚙まないなんて、飼い主の君に似て優しいんだね。』

五虎退「え、あ、は、はい。」

『ここにはもう来るなよー。』

五虎退くんが帰っていくのを見届ける。

随分とかわいらしい子供だったな。

こんのすけ「審神者様！！さっさと掃除しますよ！！」

『君、お母さん？？』

後ろで掃除しろというこんのすけ君はお母さんみたいだった。