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貴方side
授業は急な転校だったため、隣の"中原くん"に教科書を見せてもらいながら受けた
普段の授業よりなんだか賑やかな雰囲気で午前中を終え、昼休みを兼ねた昼食の時間帯になった
鞄から財布を取り出し、一階の購買に向かう
弁当を作ろうとしたが、越してきた時は食材がなく今日は諦めたという訳だ
廊下を1人迷いながら歩いていると
目の前には人集りが道を塞いでいる、それは主に女子。
一方通行になっているギリギリの通路を通ってみる
ちらりと人集りの中心に目配せをすると、その人に目が合う
「あ、A」
『ゲッ、木兎さん』
木兎さん、そして赤葦さん等沢山のメンツが女子に囲まれていた
もちろん、名前を呼ばれた私に女子が視線を移す。痛いです。見んな、こっち見るな。
『...私にはわかりかねまs』
「あ、Aさん探してました。早く此方です。皆さんどいて下さい」
人の山から伸びてきた手に思い切り手首を掴まれ、中心に移動。
引いた人物は赤葦さん。なぜかニヤリと訳ありな笑みを浮かべた
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作者名:霧舟 | 作成日時:2016年8月26日 21時