【ヒプマイ】ショタコンがゆく。

Battle,15 ページ16

＊Aside



乱数｢じゅーとだけずっるーい！僕もAのことぎゅーってするっ！｣

『…っ！！か、か、かわ』


何それ可愛い。可愛いの可愛い。可愛いふぉーショタコン？？？？乱数くん可愛すぎて罪です。ギルティ。


三郎｢…あまりそういうのしない方がいいですよ｣

乱数｢えー？だって、Aの反応が面白いんだもん｣

『はいもうご褒美なんで』

三郎｢うわぁ｣


その引いてるお顔も可愛いよ。
そのピュアっピュアの反応めっちゃ良いね。
さすが学生。純情だね。

私達が雑談に花を咲かせていると今まで自主練をしていた左馬刻サマが口を開いた。



左馬刻｢お前ら今夜バトルする気あんのかァ？俺様は先に行く｣



ま、負けてもいいならいつまでもグータラしてろよ。そういうと左馬刻サマはカラオケルームから出て行った。


その左馬刻サマの後を追い、ちょっとーさまときー！と少し拗ねながら後を追う乱数くん。
可愛いな、と思いドアを見ていたらドアが開き、ドアの横からひょこっと顔を出して、またね！とウインクして乱数くんは今度こそ部屋から出て行ってしまった。

くっっっっっそ可愛い。なにあれ。なにあれ。
可愛いすぎ。可愛すぎじゃん？？


銃兎｢じゃ、俺らも行くとするか｣

理鶯｢そうだな。A、またな｣


そう言うと銃兎さんと理鶯は私の頭を撫でて部屋から出て行った。
銃兎さんはあれだとして、理鶯は無意識なんだから怖い。
理鶯の不意打ちに、とくとくと鳴る胸を抑える。


幻太郎｢ほう…？｣

『…なんでしょうか』

幻太郎｢いえ、なんでもないですよ｣


私の様子を見て面白いものを見た、という顔をした幻太郎さん。いや、恋ではないです。断言できますから。ショタコンに恋は難しいと思いますよ。

部屋を出ていく幻太郎さんと帝銃さんの後ろ姿を眺めながら、誤解を解くのがめんどくさくなった私はそんなことを考えていた。

ていうかみんな、私のことからかいすぎだと思うんだ。
しかもみーんなイケメンだし勘弁してくれ通り越してもうごちそうさまですだよね。

でも！！出来れば男同士で…！
私は見てるから！モブとして！モブになるから…！！



一二三｢独歩くん！｣

独歩｢…まじでそれ慣れねぇから嫌だ｣

一二三｢相変わらず連れないなぁ…ま、独歩くんのそういう所も好きだけれど｣

独歩｢…うるせえ黙れ｣



近場に薔薇があったので思う存分摘みたいと思います。神様ありがたや。

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