幼馴染みVSロイヤル宮舘。 (ページ35)

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○ ページ35

テキパキ料理してる宮舘さんを見ていたら、
ジューッとローストビーフを焼く音とお肉の香りがしてきて、お腹が自然と空いてきた…

お腹空いたな～と、ボーッと思っていた矢先、
ブランデー片手にフライパンでお肉をフランベした宮舘さん。

ブォンっと音が聞こえそうなくらい勢いよく上がった炎を見て「はわっ…！」と何語だかわからない声を出して私は驚いてしまった。

そんな私の声に気づいたのか、キッチンに立っていた宮舘さんが、後ろを振り返って私と目が合った瞬間、ふふっ♪と得意気に私に向かってニコニコとした表情を見せた宮舘さん。

その笑顔が可愛すぎて、『オイオイ！可愛すぎだろコノヤロー！！』と叫びたくなったのを必死に耐えた私を誰か褒めてくれていいと思う。

普段カッコいいのに、不意打ちに得意気な笑顔は、いつもの大人な笑顔ではなくむしろ青年のような無邪気な笑顔でギャップ萌にも程がありすぎるよ…！素敵すぎて意味不明だが脳内がパラダイスしてしまいそう。それくらい今の私は宮舘さんにノックアウト状態。

そもそも家でフランベって出来るものなんだな…
私がやったら火傷する、なんなら火事になるから絶対にやらないけどフランベをテレビ以外の生で見る日が来るなんて思いもよらなかった…

宮舘「お待たせしました、『宮舘涼太特製ローストビーフ』です」

お洒落なお皿に盛り付けられて宮舘さんが運んできてくれたのは、ローストビーフだけではなくて付け合わせマッシュポテトや野菜までそれぞれ皿に綺麗に盛り付けられてデーブルに置かれる。

あまりの豪華さに、ここって…レストランだった？と思ってしまうくらい見た目だけでも
レベルの高い料理たち。

凄い…凄すぎて言葉の出ない私に宮舘さんが私を見てクスクス笑うので何かと思ったら「Aさん、驚きすぎてますか？(笑)口が開いてます」と言われ、自分が驚きのあまりに口が開いていた事に気づいたので急いで口を閉じた。

「すみません…あまりの凄いお料理に口が開いてしまいました…」

宮舘「そんな可愛らしいリアクションをしてもらえて僕も嬉しいです(笑)」

可愛らしい…？私が？え、私からすると宮舘さんのほうが可愛らしいリアクションをさっき見せてくれたので宮舘さんのほうが私なんかよりも可愛いのに…