幼馴染みVSロイヤル宮舘。 (ページ28)

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「という感じで、宮舘さんに言われたんだけどこれって社交辞令だと思う？話の流れ的なやつかなー…」

向井「ええな～、俺もローストビーフ食べたいから俺のもタッパーかなんかで貰ってきてよ～」

「宮舘さん、どういうつもりであんな事言ったんだろう…優しさ？それとも案外脈あり…？」

向井「俺に聞いてもわからんけど…可能性はゼロやないんちゃう？」

「それとも…男の目の前で堂々とカップラーメンを食べる私があまりにも貧しそうに見えて、ローストビーフを恵みたくなった…？」

向井「あー、その可能性もあるかもね(笑)」

「宮舘さんの気持ちがわからなーい！」

向井「そんなん宮舘さんしかわからんのやからギャーギャー言うてもなにも変わらんて(笑)」

「康二がまともなこと言ってる…！」

向井「俺がいつもまともやないみたいやんか(笑)」

今日のお昼休憩のとき、宮舘さんはどうして私に『ローストビーフお作りします』と言った理由を考えると全くわからなくて、康二に愚痴を言っても更にわからなくなっただけだった。

「あー…謎が謎を呼んで宮舘さんがローストビーフだよー…」

向井「ほんまにAが悩んでるやつやね～
なに言うとるんかわからんくなってるし(笑)」

「もういいわ！気にしても仕方ないから、次の話題何かない！？」

向井「あるよ！うちの会社、Aの所の会社と取引先になったから俺たまにAに会いに行くからよろしくな♡」

「は！？なにそれ初耳っ」

「だって俺、今初めて言うたもん」と唇を尖らせて可愛く言う康二。康二の勤め先は某食品メーカーの営業なので、うちの会社の取引業者に新しく入ったというのは、まぁいいけどね？

「ていうか会いに来るとかやめて。真面目に仕事してください」

向井「でも～、会いたいって気持ちは抑えられるものじゃないやん？」

「だから康二はいつも私の家に来てるわけ？」

向井「そう♡気持ちが抑えられなくて♪」

そこは無理矢理でも抑えてもらって、せめて月の半分くらいのペースで家に来て貰ってもいいですかね…今の貴方、月の九割私の家に来てますけど…？

「まぁ…仕事の邪魔にならなきゃいいけど、あんまり大声出しちゃ迷惑だからダメだよ？」

向井「そこらへんは、きちんと社会人としてのマナーは守るから安心して(笑)さすがに他の人の会社で堂々と大声は出さんから(笑)」