幼馴染みVSロイヤル宮舘。 (ページ21)

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宮舘さんが今まで独身で彼女がいない理由って彼があまりにも完璧で紳士的で素敵すぎるから…女の子から手を出せないんじゃないかって。

一目惚れした時から時をかけて彼の内面を知れば知るほど、その完璧な優しさと紳士的な思考に私なんてとても手を出せる相手じゃないと思えてきてしまうから。

向井「なるほどー…自分から手出せるような存在やないなって？」

「だってそもそもなんか色々私と違い過ぎて…」

向井「気持ち、わかるよ。逆やからこそ好きになったってのもあると思うしな」

「宮舘さんは私と違って、完璧に仕事できるし…」

向井「たしかにAは、仕事遅いて上司に怒られたってよくへこんどるもんな(笑)」

「宮舘さんは料理出来るし色々と完璧で細かい性格だから式場の掃除も凄く綺麗だし」

向井「Aは職場の掃除は綺麗にしてそうやけど自分の部屋はこの…カオスな状態やし、ほんま舘様と真逆やね(笑)」

「私…宮舘さんの事を陰ながら見守るパターンに変更しようかな…」

向井「Aがそれで諦められるんやったらそれでええんちゃう？世の中には好きと同じ感覚で憧れの人ってのもあるし、俺的にはライバルはいないほうがええもん」

「ん？宮舘さんを陰ながら見守るとしても私は康二と付き合うつもりはないよ？」

向井「ほんまに、ぶれへんよなー。ま、Aが三十代になるまでは気長に待っとるから」

「あと何年待つつもり！？」

向井「何年片思いし続けてる思うてんの？(笑)もう何年でも何十年でも変わらんよ～」

「変わるから。康二もいい加減に彼女の一人や二人造りなよ、人生勿体ないよ？」

向井「高校のときとか専門学校のときとか何人かと付き合った事はあったけど、やっぱり俺にはAやねん。なんでなんやろなー？」

「私なんの魅力もないよ？女子力もないし見ての通り部屋は汚いし」

向井「そこがAのええところやで？
変に着飾らずに、ありのまま。俺は部屋がどれだけ荒れてようと、料理が全くできんでもAならそれでええと思えるからさ」

「やっぱり、康二って頭おかしい。」

向井「え～(笑)今のは『そんなこと言ってくれてありがとう』って言うところやで？(笑)」

「ありがとう。こんな私のことでもいいって言ってくれて…」

向井「あ、惚れ直した？(笑)」

「もともと惚れてねーよ(笑)」

向井「相変わらず手厳しいなーっ」