lemon 2 (ページ3)

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目を閉じて芽を摘むページ3

Hc「っていうわけで、俺しばらくDREAMのとこに泊まります。」
Mk「全然分かんないから。」

改めてドンヒョクに話を聞くとAがロンジュンの風邪をもらったらしい..あ、ってことは仲直りしたのか。いいことに決まってるんだけど複雑な気持ちになる。

Mk「俺もいっていい？」
Hc「ジェミンもジェノも、ロンジュン、あと俺もいるんで大丈夫っす。」
Mk「..じゃあ、その、アイスとか..」
Hc「いや、沢山あるんで大丈夫っす。」

荷物まとめるかなんてぶつぶつ呟きながら部屋に戻るドンヒョクを見送る。電話とかしたらだめかな..長電話とかじゃなくて..ちょっと声聞くくらいならいいよな。

いつもなら何にも思わないのに、鳴り響くコールが嫌だ。

「..もし、もし？」
Mk「あ、A？」
「ま、くひょん？」
Mk「その、ごめん。風邪ひいたって聞いて。」
「へーき、です。じぇのが冷えピタはってくれました..ねつ、だいじょーぶです。」

ただでさえ普段も緩い話し方が熱のせいでもっとふにゃふにゃした話し方になってるのが、上手く言えないけど..こう、胸を鷲掴みにされた、そんな感じがした。

「..ろんじゅん..まくひょん、ん？」
Rj「熱あるんで切りまーす。」
Mk「へ？ちょっ！！！」

ツーっツーっと耳に響く無機質な音がこんな虚しいとは..