lemon 2 (ページ4)

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「..きれた..？」
Rj「切ったんだよ、ぼけ。」

ぼけっとした顔で不思議そうに携帯の画面を見るAを無理やりベットに寝かしつけた。

「....もう壊れたのかな？」
Rj「そうじゃね？」
「....そんなたってないのになぁ....」

こいつは馬鹿みたいに俺やジェミンたちの言うことを信じきるから不安になる。まだ赤い頬を撫でれば冷たいのが気持ちいいのか擦り寄ってくる。

Rj「..まだひどい？」
「けっこーらくになったよ？」
Rj「....まだ寝てていいから。」
「ん、ろんじゅん、やさしいね..」
Rj「いつも優しいだろ、俺は。」
「............ん、」
Rj「んだよ、今の間は。」

しばらくするとまたAは寝てた、俺の服の袖めちゃくちゃ握ってる。どうするか考えてるとノックの音が聞こえた。

Hc「寝てんの？」
Rj「さっきまで起きてた。」
Hc「折角来たのに。」
Rj「寝かせときゃいいだろ..ってか、お前声デカすぎ、起きるじゃん。」
Hc「ロンちゃんはAに甘いよねェ。」
Rj「は？ってか触んな....色黒いな。」
Hc「悪口？」

ドンヒョクがAの頬を緩く指先で撫でている、にしても、まじ白いな、それともドンヒョクが黒すぎるのか..

Jm「..A寝てるの？」
Jn「冷えピタ替えようと思って..」
Rj「お前それしかしてないじゃん。」
Hc「それしか出来ねぇんだよ。」

こんな話してんのに当の本人はぐっすり寝てて全然反応ねぇし。まぁいいけど。

Jm「..Aがいちばんロンジュンのお世話してあげたんだからね。」
Rj「は？」
Jn「お粥も頑張ってたよ、火傷してたけど。」
Hc「テヨンイヒョンが教えたんだって、電話かかってきたから教えたって。」
Jm「手伝おうかって聞いたけどひとりでやるって..健気だよねぇ..」

むず痒、めちゃくちゃむず痒。好かれてるというか懐かれてる自覚はある、けど、それは俺がいちばん先にこいつに話しかけたからで..特別な事じゃない。
周りからすればAと俺らは特別なのかもしれないけれも。