1987年頃、連行 ページ37
自身の能力を知る内に、女は消えたのではなく殺されたのだということをはっきりと理解した。
手品や幻だったかもしれない、なんて考えていた時期もあったが、能力で作り出した物体は自分の手を離れない限り消えることは無かった。
レインボー・イン・ザ・ダーク。
後にDIOからそう名付けられる能力である。
簡単に言えば物を作る能力。
それだけ聞くとチートのようだが、生物や自動で動く物は作ることが出来ないし、ある程度作りたいものの構造を把握しておく必要がある。
更に言えば先述した通り、奏人やスタンドの手を離れると一定時間で物は消滅する。
もし彼が銃を作り出せればエジプトで勝てたかもしれないが、彼自身に銃の知識がないことと、現物を扱いきれなかったことからナイフに落ち着いたのだろう。
ちなみに投げ方はマライアとDIOに教えて貰ったとか。
話を戻そう。
彼は引きこもっている間に考えた。
あの男が自分と同じような何かを使って殺しをしている･･････つまり、それを持っている自分もそちら側の人間ということになるのではないか。
いつかこの力で人を殺めてしまうのではないか、と。
しかし、初めて見た他のスタンド使いが悪人だったからと言って、他のスタンド使いもそうだとは限らない。
そんな淡い期待も、虹村万作(虹村父)の介入により打ち砕かれることとなる。
奏人はあの男に「見た」ことがバレていた場合のことと、能力で他人に危害を加える可能性を考慮して家に引きこもっていたのだが、その日はついうっかり外に出てしまったのだ。
(厳密にはベランダなのだが細かいことは置いておく)
ふと窓の外を見た時、空を泳いでいる人間を見たら、誰だって見に行きたくなるだろう。
少なくとも10代の好奇心はそれを止めなかった。
虹村万作は奏人に気付くと、いくつかの質問を投げかけ、奏人がスタンド使いだと確信。
当て身で気絶させると、あっという間にエジプトへ拉致してしまった。
と言っても、万作自身は杜王町に留まり、飛行機で付き添ったのはラバーソールである。
奏人はまだ英語を話せなかった為スタンドを介して館までの時間交流したところ、彼も悪人であることを察し、「スタンド使い＝悪」という方程式を自身の中で確立させてしまうのだった。
･･････それで「あの男」との繋がりに関する話は終わったような気がするのだが、このままもう少し続けてもいいだろうか。
�Δ�ら四部に入りたいという我儘をお許しください。
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アーディ(プロフ) - くろねこ1227さん» まだ夢主ちゃんもふわっふわな時期でしたからねぇ……2人のすれ違いコントは結構楽しく書いてました。お気に召したなら何よりです！ (1月4日 1時) (
レス) @page15 id: 0218ed2c56 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ1227(プロフ) - 承太郎を心から頼りにしてる夢主ちゃんのノートのなんやかんやにフフッてなった。ガッツポーズする承太郎可愛いな！２人の固い絆を感じるとても好きなシーンです。 (1月4日 0時) (レス) @page9 id: 929310bb43 (このIDを非表示/違反報告)
奇妙な前髪(アーディ)(プロフ) - アオイさん» 一気ですか！読破お疲れ様です！途中でかなり路線変更したので違和感がなかったと言っていただけてありがたい限りです･･･！またしばらく間は開きそうですが、完全停止だけはしないつもりです。応援ありがとうございます。頑張りますね！ (2018年6月21日 6時) (レス) id: 48ec130d60 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 一から一気に読みました！物語が違和感なく進んでいることや全員生存ルートが無理な形で入っていないところが素晴らしいと思います。ゆっくりで良いので更新頑張ってください!応援しています。 (2018年6月20日 16時) (レス) id: faa73ce9b0 (このIDを非表示/違反報告)
奇妙な前髪(アーディ)(プロフ) - まさか、その、えっと･･････そんな方がいらっしゃるとは思ってなくて･････たまに更新はしますね。頑張ります。ありがとうございます･････ (2018年4月29日 11時) (レス) id: 48ec130d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奇妙な前髪 | 作成日時：2018年2月20日 20時
