進路と勉強とエトセトラ ページ15
「承太郎、話が、あるんだけど」
「おう、入んな」
今後について話すため、私は承太郎の部屋を訪ねていた。
机に広げられた参考書が勉強中であったことを物語っている。
(邪魔しちゃったかな？)と考えると(丁度休憩しようと思っていたところだ)ってどこのスパダリですか承太郎さん。
軽く悶えたけど仕方ないよね。
「どうした、急に」
徐倫の名前を出していたからか、承太郎に将来についての私の考えは伝わっていなかったらしい。
何から話すべきか･･････迷った私は結論から言うことにした。
「承太郎、私、高校卒業したら就職する」
「･･････そうか」
あまりにも冷静な対応に、私は一瞬あっけに取られる。
「反対しないの？」
「反対してほしいのか？」
「ううん。ただ、せっかく承太郎が勉強教えてくれてるのに、悪い気がして」
「就職先によるが、筆記試験を行っている場所もある。勉強自体は無駄にはならない」
聖母か･･････と、心の内で涙を流しているとスタープラチナにデコピンされた。
といっても、トン、と軽く指でつつかれた程度の威力で、全く痛みはない。
ここに来た当初の地味な痛みを少し懐かしく思った。
それすらも、いつかは忘れてしまうのだろうか･･････？
「で、どこに就職するんだ？」
「SPW財団超常現象部門」
「あそこか。どこの支部だ」
「目黒かワシントン本部かな」
「ふむ」
承太郎の考えている仕草がジョセフおじいちゃんそっくりで微笑ましい。
そんなことを思っている間にも、承太郎の思考が流れ込んでくる。
･･････うん、承太郎の考え方が複雑になってくると頭が痛くなってくるので聞くのはやめにしよう。
とにかく、できる限り私と一緒にいるにはどうすればいいか考えてくれているということはわかった。
「粗方組み直したぜ」
「何を？」
「人生設計」
「なんか出来る人っぽい！」
承太郎からそんな言葉が飛び出すとは思っていなかったので、思わず語彙力のない言葉を吐いてしまったのは仕方ないことだろう。
改めて承太郎の意見･･････もとい、考えをまとめると、「アメリカに行くぜ」である。
本部にいた方がDIOの残党の情報が早く回ってくる点や、母さんから離れた方がむしろ安全かもしれないという可能性。
その他もろもろを考慮した結果だという。
私達が渡米する頃には人のスタンド使いも呼べばいいとか、出来れば二人暮らしがしたいといった要望も挟みつつ、話し合いは続いた。
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アーディ(プロフ) - くろねこ1227さん» まだ夢主ちゃんもふわっふわな時期でしたからねぇ……2人のすれ違いコントは結構楽しく書いてました。お気に召したなら何よりです！ (1月4日 1時) (
レス) @page15 id: 0218ed2c56 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ1227(プロフ) - 承太郎を心から頼りにしてる夢主ちゃんのノートのなんやかんやにフフッてなった。ガッツポーズする承太郎可愛いな！２人の固い絆を感じるとても好きなシーンです。 (1月4日 0時) (レス) @page9 id: 929310bb43 (このIDを非表示/違反報告)
奇妙な前髪(アーディ)(プロフ) - アオイさん» 一気ですか！読破お疲れ様です！途中でかなり路線変更したので違和感がなかったと言っていただけてありがたい限りです･･･！またしばらく間は開きそうですが、完全停止だけはしないつもりです。応援ありがとうございます。頑張りますね！ (2018年6月21日 6時) (レス) id: 48ec130d60 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 一から一気に読みました！物語が違和感なく進んでいることや全員生存ルートが無理な形で入っていないところが素晴らしいと思います。ゆっくりで良いので更新頑張ってください!応援しています。 (2018年6月20日 16時) (レス) id: faa73ce9b0 (このIDを非表示/違反報告)
奇妙な前髪(アーディ)(プロフ) - まさか、その、えっと･･････そんな方がいらっしゃるとは思ってなくて･････たまに更新はしますね。頑張ります。ありがとうございます･････ (2018年4月29日 11時) (レス) id: 48ec130d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奇妙な前髪 | 作成日時：2018年2月20日 20時
