また逢えたのに…

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鬼門の前にて

貴「絶鬼…今、行くからね。」

「光明遍照 善意人力 魔界奇怪 降伏怨念 不思議力 悪霊
退散…」

ぬ「A！！何してんだ！」

貴「ぬ〜べ〜、止めないで？絶鬼に会いに行くの。」

ぬ「やめろ！そんなことしたら、2度とこっちの世界に
帰れなくなるぞ！！」

貴「いいよ別に！こんな世界居ても楽しくない！絶鬼が
こっちの世界に戻って来てわかったの。私には絶鬼
がいなくちゃダメなんだって。なんとなーく、楽し
いんだけど本当に楽しいって思ってなかった。でも
ね、絶鬼がいると凄く楽しかった。確かに、絶鬼が
やったことは悪かった。それでも、わたしには絶鬼が
必要なの。」

ぬ「でも、お前の周りのやつらはお前が居なくなったら
悲しむぞ。それに、絶鬼はきっとAにこっちの
世界で本当の笑顔をみたいはずだ。Aが鬼門に
行っても、喜ばないぞ。本当に絶鬼のことが好きな
らあいつが喜ぶことをしてやれ。」

貴「ぬ〜べ〜…本当にそう思う？」

ぬ「おう！」

貴「ごめんね。なんにもできない私で。絶鬼が喜ぶなら
、私こっちで頑張ってみるね。絶鬼、、、私もずっ
と大好きだよ。」

ぬ「戻るぞ。みんな心配してる。」

貴「うん！」

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