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.Aside



「最悪」


どーすんの、あんなことして

ただでさえあたし、問題教師なのに

そうだよ、やばいんだよ


相田先生には、嫌われてるし

涼太とのことが、もしバレたら

ほんとのほんとに、クビになる



「はぁ〜?おばさんのクセにきもすぎ」



え?なに、誰。

まさか私のことだったりする?



「まじで気持ち悪い、あの噂だってほんとじゃん絶対相当強かそうなおばさんだよね。」

「…ちょ…声大きい」

「はーあ、私の誘い、断ったくせに、あんなおばさんかよ。ありえない。」



あの子、隣のクラスの子なのに

何で知ってんの


てかまあ、おばさん…か

5歳しか違わないのに

てか年齢差、
誰よりもこだわってたの私なんだけどね


そう、おばさんだけどさ


いいよそんぐらいの悪口
どうってことないよ


やっぱり高校時代の噂みんな、
本当だと思ってるよね


高校時代のことを話したら涼太は軽蔑するかな

それでも好きとか言いそう

そういう子だよね

そういう子だから


文化祭、まわる相手なんていないけど

教師になってから仲良い人一人もいないし

まあ一人でいようかなって思ってた


自分が高校生の時、文化祭で好きな子となんて

そんな羨ましいぐらいの青春1mmだって
経験したことない

それどころから自分からドブに捨てた

自分で自分を、堕ちるところまで堕としたんだから
自分で撒いた種
何も、文句言うつもりはない

ただ少し、悪くないなって思う

涼太と文化祭に普通に回れる世界線が


少しだけ、きらきらして見えるだけ

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設定タグ:黄瀬涼太 , 黒子のバスケ , 黒バス   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:黄瀬しか勝たん | 作成日時:2020年10月11日 4時

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