086【JK】 ページ36
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JK「美味い?」
「うん、めちゃめちゃ美味しい…!」
JK「ふっ、よかった。」
届いたトッポギとチキンに、キラキラと目を輝かせるA。
でも俺は、正直ご飯どころじゃない。
お風呂あがりのA、可愛すぎんだわ!!!!
「オッパも美味し?」
JK「ん、美味いよ。」
「へへ、なら良かった。」
俺の真似をしてニコニコ笑うA。
そんなAから俺の使っているシャンプーの香りがして、まじでニヤけそうになる。
初めて見るパジャマ姿も可愛いにも程がある。
JK「A、足寒くねえの?」
短パンのパジャマを履いているAにそう問いかける。彼女は唐突な俺の質問を不思議がりながらも、口を開いた。
「うーん、メディキュット履いてるから意外と暖かいよ。」
JK「ふーん、よく分かんねえけど。」
「ふふ、じゃあなんで聞いたの。」
ニーハイみたいなものを履いているからどうやら暖かいらしい。
俺には真冬にそれだけじゃ、いくら部屋で暖房つけてても寒そうに見えるけど。
「…んー、もうお腹いっぱい。」
JK「俺風呂行くけど寝んなよ。」
「ん、分かった。」
ご飯を食べ終わればもう23:30。やべえ、急がねえと風呂で年越しすることになる。
超特急で風呂を終わらせた俺は、慌ててリビングに戻った。
「…あ、オッパもうあとちょっとだよ!」
JK「うわ、危ね。」
「あと少ししかないのにオッパ戻ってこないから、焦ったよ。」
そう言ってソファーに座って笑うAの隣に、タオルでわしゃわしゃと頭を拭きながら腰を下ろす。
「あのね、グクオッパ。」
JK「ん?」
俺が座ったと同時に話始めたAに耳を傾ける。
「今年は正直、辛いことも悲しいこともあったけど…グクオッパと出会えて本当に幸せな1年だったよ。」
JK「…なに、急に」
「私のこと、彼女にしてくれてありがとう。」
そう言って微笑むAが可愛くてゆっくりと抱きしめる。こんなにも愛おしいと思う感情は、初めてだった。
JK「俺もAに出会えて、幸せな1年だったよ。」
「グクオッパ…」
テレビからハッピーニューイヤー!なんて言葉が聞こえてくる。
JK「今年も、その先もずっと一緒にいよう。」
そんな言葉と共に、俺はAの唇にキスを落とした。
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2020年5月23日 16時