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MM「ジョングクくん、また来てね。」
JK「はい、お邪魔しました。」
夕方からバイトがあると言っていたグクオッパ。お昼ご飯は一緒に家で食べて、もう帰ることになった。
「ちょっとそこまで送っていくね。」
MM「気をつけてね。」
ママにそう告げてグクオッパと家を出る。オッパは家を出て少し歩くと小さくため息をついた。
「…グクオッパ?」
JK「ふぅ、やっぱ俺も緊張してたわ。」
「え、そんな感じは1ミリも…」
JK「そう見えてたなら良かった。」
ママにだって自分から挨拶して、ソクジンオッパともすぐ打ち解けて仲良くしてて。
グクオッパすごいなあ、なんて思ってたけどまさか緊張してたなんて。
JK「あ、でも。次の挨拶はさすがの俺も死にそう。」
「次の挨拶?」
JK「お父さん、まだ強敵が残ってる。」
「ふふ、そうだった。」
グクオッパのこと紹介したら、もしかしたら泣いちゃうかもしれない。
パパのそんな姿を想像すると、ちょっと笑えてしまった。
JK「今度はお父さんがいる時に呼んでね。」
「うん、分かった。」
それだけ言うと、グクオッパは急に立ち止まって私と繋いでいた手を離した。
JK「A、ここまででいいよ。」
「え…でも、まだ全然…」
JK「Aを一人にする方が心配だから、ここまでで平気。」
「…ん、分かった。」
もう少しだけ一緒にいたかったのにな、なんて思ったけどグクオッパが私を心配してくれてそう言ってくれたから我慢する。
JK「ふっ、もしかしてまだ一緒にいたかった?」
「えっ…!?」
JK「あれ、冗談で言ったけど図星?」
「…っ!」
グクオッパ、絶対私のことを揶揄って楽しんでる。顔を赤くする私を見てケラケラ笑ってるもん。
JK「…まあ、俺ももう少し一緒いたいけど。」
「んっ…!」
オッパの手が私の腰にまわって、グッと引き寄せられるとそのまま唇が重なった。
ここは外で家からも近いし誰が見てるかも分からないのに、オッパの唇はなかなか離れてくれない。
「…っ、ん……んぅ、はあ…」
ようやく唇が離れたかと思うと、グクオッパは意地悪な顔をしたまま私の耳元に顔を近づける。
JK「…続きは明日ね。」
「…!?」
耳元で囁かれた言葉に、ただ顔を赤くするしかなかった。
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2020年5月23日 16時