074【JM】 ページ24
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JM「校長の話、相変わらず長かったな。」
JK「そうだった？A見てたから長く感じなかったな。」
JM「…ああ、そうですか。」
2学期の終業式を終えて教室に帰る最中。
どうやらジョングガは式の間、ずっと天使ちゃんを見てたらしい。いや、普通に怖いわ。
JM「で、クリスマスはデート誘ったわけ？」
JK「当たり前だろ。」
JM「うわー。なんか成長したな、ジョングガも。」
JK「なんだそれ。」
天使ちゃんに告白したあの日から、奥手なジョングガは消えてしまったというか。
もう天使ちゃんが自分の彼女になった安心感からなのか、前と違ってものすごい積極的になったというか。
連絡先が聞けずに悩んでたお前が懐かしいよ。
JM「なに、じゃあもう年末も誘ったわけ？」
JK「ああ、俺の家泊まり来る。」
JM「うわー…手出すなよ。」
JK「ふはっ、なんでジミナが言うんだよ。」
そう言ってケラケラ笑うジョングガは幸せオーラ満載で、やっぱりちょっとリア充爆発しろとも思ったりする。
「…あれ、オッパだ！」
階段を登っていると、ちょうど2年の教室がある2階のところで唐突に聞こえてきた声。
隣りに居たはずのジョングガが、一瞬にしてその声の元に行ってしまった。
JK「あ、A。どうした？」
「へへ、何もないけど見かけたから呼んじゃった。」
JK「…あんま可愛いことすんな。」
「も、オッパすぐ可愛いとか言う…！」
JK「だって事実じゃん？」
…あの、ここ学校だってこと分かってる？
「あ、ジミン先輩もいらっしゃったんですね…！」
チラッとこっちを見た天使ちゃんが僕に声をかけて、こんにちは。なんて挨拶をしてくれた。
僕、ずっとジョングガの隣にいたんだけどね…
JM「Aちゃんのオッパ呼び可愛いね、僕のこともそう呼んでよ。」
「…へ、」
JM「あ、顔赤くなった。かわい。」
「！？」
天使ちゃんを揶揄っていると、隣からものすごいオーラを感じて笑いそうになる。
JK「…ジミナでも怒るぞ。」
JM「おー、怖い怖い。」
「ちょ、グクオッパ？」
JM「怖いから僕は教室戻るねー。」
JK「あ、おい…！」
僕の前でイチャつくからちょっと天使ちゃんを揶揄えばあまりにもジョングガがキレるからちょっと驚いた。
ほんと、よっぽど天使ちゃんが好きなんだな。
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年5月23日 16時
