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YN「わあ!A、おめでとう…!」
「へへ、ありがとう。」
YJ「よかったな、Aちゃん。」
「…うん、ヨンジュンくんも本当にありがとう。」
学校に着いてすぐ、ユナとヨンジュンくんにはジョングク先輩と付き合い始めたことを伝えた。
ヨンジュンくんに言うのはほんの少し悩んだけど、隠し事はしたくなくて。
なんて言われるか怖かったけど、ヨンジュンくんは優しく笑ってくれた。
YN「え、じゃあ今年のクリスマスはジョングク先輩と?」
「……え?」
YN「え?」
YJ「え?」
ユナの言葉にキョトンと固まる私。
2学期はいろんなことがあったから本当にあっという間で、気づけばもう12月。冬休みもすぐそこまで迫っていた。
YN「え、何。クリスマスはデートでしょ…!?」
「そ、そんな話はなにもしてないよ…」
YJ「ユナ、ふたりは一応付き合ったばっかだからさ…」
YN「…ああ、そっか。」
ユナに言われなきゃすっかりクリスマスの存在を忘れていた。
そっか、ジョングク先輩とクリスマスを一緒に過ごせるかもしれないんだ。
YN「まあ、クリスマスもだけどさ。冬休みは年越しだってあるしデートには最適な行事がいっぱいあるわけよ。」
「…確かに、」
ジョングク先輩と一緒に年越しするなんて、そんな幸せなことあっていいのかな。
なんて、想像しながら少しにやけてしまう。
YN「もー何その幸せそうな顔!」
「そんな顔してた…?」
YN「してた!私とも遊んでくれなきゃ怒るからね?」
「ふふ、当たり前だよ。」
私が大きく頷けば、満足そうに笑うユナ。
ユナが親友でいてくれて私は本当に幸せ者だ。
YJ「えー、俺とも遊んでよ。」
YN「なんでよ、ひとりで遊びなよ。」
YJ「うわ、そんな酷いこと言う?」
YN「だって、Aにはジョングク先輩いるし男がいるのはNGでしょ。」
またいつもの様に始まったユナとヨンジュンくんの言い合い。
遊びたいヨンジュンくんと、私に先輩がいるから駄目だというユナ。
「…なら、ユナとヨンジュンくんふたりで遊んだら?」
私のそんな提案に何故か固まってしまったふたり。
不思議に思ってふたりを交互に見ると、ユナの耳が赤く染まっていた。
………え、まさか!?
YN「も、Aってば何言って…」
YJ「え、いいじゃん。遊ぼうユナ。」
YN「…は、はあ!?」
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2020年5月23日 16時