5497回振られた女

なまらすきだべさ ページ3

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コーチ「三笘は上手いな。
将来は日本を背負いそうだ」



『コーチ。
私は18歳で田中あおくんのお家に嫁ぐ予定なのでプロにはいきません』






その時、コーチとの間に冷たい空気が流れた気がした。


まるで、コーチがどう接するべきか考えているかのように。






コーチ「田中碧ってあの田中碧か」



『はい』



コーチ「でも、お前今朝もフラれていただろ」



『今朝で1114回目です』







ちなみに今日は、





『田中あおくん、なまら好きだべ』






と言った。
そしたら、近くにいたクソ薫が来て私の、可愛い妹の頭を叩き私をコーチに引き渡したのだ


兄ながら酷い男だと思う







コーチ「お前なぁプレイもそうだけどいい性格してるわ。」







コーチは彼女がいるけど最近別れたので恋愛相談には向いてない






コーチ「こんな原石が日本を背負わないのは残念だ」



『日本を背負っても私は今のプレイを辞めることはしないんで叩かれますね』



コーチ「俺は好きだけどな
相手のプレイをコピーしてわざと相手の前でやったり仲間に指示を超えて怒鳴り始めるの…たとえ碧が見てても変えないところもな」






コーチ。
確か最近4人目の奥さんと離婚してバツが結構ついてましたよね


元気かな






『あっ碧くんなまら好きだべー』



田中「はい、はい」



堂安「また、フラれとるやん」



『うるせぇ堂安。
いてこますぞ、おいびげるなぁ！」








当時、描いていた理想の未来像は碧くんが一向に告白を受け入れてくれないため、叶ってない。


だから私はプロになってるし今日もまた、碧くんに告白され誰かに冷やかされてる。






あぁ碧くん…










堂安「もしもし薫さん」



『おい堂安！
クソ薫に報告してんじゃねーぞこの下手くそ』







きっとコーチがあの時、私の言葉遣いについてしっかり矯正をかけてくれれば私はお淑やかでいかにも女の子的な人間でいられただろうに

やっぱバツつくだけあるか






『堂安、マジで許さないからな』






とりあえず堂安をしめる
私の告白を踏み捻りやがって...


周りから見ればたかが告白で回数を知っている人から見ればお遊びに見えるかもしれない








でも私は、真面目に田中碧くんのことが好きだべさ

好きすぎでなんともさいねぇ→←好きです

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