TO CULTIVATE LOVE 2

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「でもやっぱり坂本君は月原には甘えているんだよ」



『急に何？』



「いや、さぁ高校の時から月原にもうアピールされ一回フッてもうこの時点でありえないわけよ。確かに学校での月原はザ陰キャって感じだったけど坂本君に会いに行く時はうちだったりマネージャーさんだったりに聞いておしゃれして行っていたわけね」



『まぁそうだね』



「当時から綺麗だとか色々言われていた女優をふってるわけ。でその1年後に付き合いましょう⁉
乙女心もてあそぶなよってずっと思ってんの。今年で15とかその辺だと思うけど友達期間も合わせて四捨五入すると20じゃん。そろそろはっきりしろよって言う気持ちが坂本君を見るたびに思うの」



『夜久は優しいね』



「もうねいい加減にしろって言いたくなる
お前が付き合ってるのはそこらのかわいい女とは比べ物にならないくらい綺麗で優しくて魅力的でいつとられても文句の言えない女でそれでも約20年ずっと付き合ってくれている意味を考えろよ！って」



『かっこええよ
でも人には人のスピードがあると思うし手を出すのはこれで他の女をとったときにしようね』



「もうそん時は殴るだけじゃ済まんかも(笑)」



『警察沙汰はやめようね』





―夜久さんのツッキー愛がやばい
―坂本選手・・・ドンマイ
―ツッキーのアプローチってどんなことしたんだろう
―アレ坂本勇人に物申すのかいになってる
―一応活躍したよね？





『なんか今、凄く夜久が可愛く見える
眼科行こうかな』



「そうだね。行った方がいいと思うよ
だって私、ミス慶應だし」



『うわぁ自分が可愛いアピールと共に頭いいアピールもするんだ』



「月原だって頭いいじゃん
なんなら私よりも・・・」



『夜久は理系が苦手だからそこが穴なんだもん』



「月原の苦手は人並みにはできるってことなんだよ
もぅ」





―ツッキー頭いいの？
―ミス慶應ヤバ





『そういえば2日間のオールスターが終わりましたけどどうでしたか』



「まぁカッコよかったですね」



『夜久の推し選手は？』



「フィギュアスケートの羽生選手。
野球はあんまわかんない」



『だから一緒に観戦したといっても色々話しながら軽く見たってくらいですよ』



「でもどういう風にチームを分けているのか知らないからダメなんだけどお互いに同じくらいの戦力で接戦だということはわかったよ」



『ってことでこの後はゆっくりお酒でも飲みながら過ごそうと思うのでおやすみなさい』

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