TO CULTIVATE LOVE 2

インスタライブ ページ5

✩







―ベッドしか映ってないよぉ
―えっとどういうこと⁈
―ここで寝るんですか






『なんかみんな変な妄想してそう
こんばんわ月原です』






―ここで1人？
―まぁ少しくらいはしちゃいますよ
―えっとどういう経緯で？
―どこにいるんですか？






『えっとオールスター見に来てましたね。
はっきりとしたオフなんで一人ですし私は一回も連れ込んだことも連れ込まれたこともありませんよ(笑)』






―本当に一人なのかぁ？
―後半なに？






『あぁ今日は一人ではないですよ
えっと仕事何してるんだっけ？』



「仕事？
高校の社会科教師」



『っと一緒に行ってきましたね』






―お二人はどう言う関係なんですか
―さっぱりした感じの人なのかな
―凄い相性よさそう






『顔だしって無理そう？』



「生徒にいじられるから嫌だよ
コッチから声だけでいい」



『了解です』



「なんかねうちらはどう言う関係かって言う質問が来てるけど・・・どう？」



『高校の同級生だよね
私の唯一の学生時代の友達かもしれない』



「だって月原、陰キャの中の陰キャだったもん
誰も疑ってなかったよ。月原と芸能人の月原が同一人物なんて誰も思ってなかったよ」



『酷いけど間違ってはない』



「でもうちは月原のおかげでいい青春時代を過ごせたわ
ホントありがとう」






―苗字呼びがよい
―本当に陰キャだったんだ






『そういえば苗字呼びだね』



「学生時代の最初は下の名前だったけどなんか苗字になってたかも」



『私は月原で夜久は夜久で珍しいから他にいないし通じるからいいよね』



「まぁな
でもさ私は婿に入ってもらったからいいけど月原は絶対ご両親がゆるさんやろ」



『まぁそうなるね
変なところで古典的な考えだからね』



「私、月原のことを坂本っていうの無理だわ」



『夜久は高校の時に坂本先生に凄く弄られていたもんね
それから好きじゃないんだっけ』



「あの先生苦手だった・・・坂本にならんといてよ」



『なる、ならんの前にまずは色々あるからね
気がはやいよ』






―夜久ちゃんは結婚してんだ
―まずはプロポーズだもんな
―古典的な考えなんだぁ






『でも結局私が名前変わっても夜久は月原って呼ぶ気がするんだけど・・・』



「だってめんどいじゃん
慣れが一番怖い」



『そうかなぁ』






―めんどいってｗｗｗ
―ｗｗ

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