通称、氷姫【黒】 (ページ31)

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そんな客観的な感想を思えたのもここまでだった。

—パチィン

あの温厚そうなマネージャーさんが思いっきり姫宮さんの頬っぺたを打った。

新田「おい、いい加減にしろよ
人の前でそんな無礼な姿を見せるなんて恥だ。
自分で出来るって言ったなら一人になるまではそれを貫け」

『・・・私と新田さん以外に人がいるんですか』

新田「・・・目の前に」

『えっ・・・あぁ』

もしかしてこの人たちの目には俺が見えてなかったってやつ
ヤバいな

確かにこうオーラはめめとかよりは少ないかもしれんけど・・・・

なんかショック～

新田「すみません。
僕たちこの4日間寝ていなくて視界にぼやがかかってって見えていませんでした」

『不快な気持ちにさせてしまい申し訳ございませんでした』

向井「いや大丈夫ですよ」

新田「後日、ジャニーズ事務所の方に菓子折りを持ってお伺いいたします。
このような無礼あってはならないことですから」

この人ら4日間ずっと仕事を通しでやってったってことやろ
これがプロ魂ってやつなんかな

確かに撮影前にチラッと見た時、壁にぶつかっていたり普通ではありえない行動があったしそういうことなんや

向井「なんか姫宮さんって実際見ると全然氷姫って感じじゃないですね
温かい人ってかんじで」

新田「今は頭のネジがいくつか外れていますのでそう感じるだけだと思います。
その証拠として以前共演させていただいた役者さんもいる中協働スペースで待機するのではなくご自分の楽屋に戻られていますから・・・Aが怖いので」

『今日の共演者の子の中には泣かせてしまった子もいますね』

向井「えっ？」

新田「向井さんは目黒さんから何かお聞きになっていないのですか」

向井「いやぁ・・・めめは良いことしか言ってなかったんで」

『江戸川くんね』

向井「どちらかといえば目黒川っす」

『そうだね・・・』

これも噂に聞いたで‼

名前が覚えられなくて似てる用で似ていない単語を出してくるって！
これがホンマのそれなんやな

新田「ホントちゃんと菓子折り持って謝りに行きますので・・・・申し訳ございません」

なんか実際に見てみるってええな

テレビとか人から聞いた情報とはまた違ったこともあるし経験になるわ

それにめめに今日のこと話したらなんて言うか楽しみやな
めめホンマ姫宮さんんこと話すから

まさに氷姫様のナイトやな