【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

42話 ページ43

sideA

A『それで放ったら見失ったと…』

はぁ。

伊地知｢すみません！すみません！｣

A『…じい様方は2級止まりにさせる癖に人遣い荒いし。』

…！

A『呪霊は回収するんですか？祓っても？』

伊地知｢一応、捕獲したいんですが…｣

なるほど。

A『見つけたようなので、行ってきます。虎杖を見つけた方がよろしくて？監視下に居るやつが外で単独任務はじい様方に言われますよ。』

伊地知｢は、はい。｣


A『ダメ。』

卒塔婆を背負った何かは指を指す。

弱った生き物に奴らは好む。

虎杖｢おーい！白銀ー！｣

ん？

A『…』

この人が吉野順平……

A『伊地知さんと連絡ついた？』

虎杖｢つかないんだよね。｣

はい？

虎杖(やっべ、怒った！)

A『…虎杖。』

虎杖｢はい！｣

元気。

A『幼等、頂戴。回収中だから。』

虎杖｢あー。はい。｣

なんでポケットに閉まってるんだ。

A『…2つだけ？』

虎杖｢うん。てかナナミンも伊地知さんも連絡つかないんだよね。｣

…

A『七海さんのことナナミンって呼んでるの？』

虎杖｢だって先生じゃないから先生って呼ぶなって言うから。｣

なんか

A『五条先生みたい。』

虎杖｢え。｣

報告した方が良いよね。


吉野｢ね、ねぇ…なんでこの人赤ちゃん抱いてるの？｣

虎杖｢あー、あれもあのキモイのと同じなんだ。｣

泥梨｢おい。儂を等級にも分類することの無い雑魚と同格だと言ったのは、お前か？宿儺の器。｣

虎杖｢うわ！起きた！｣

吉野｢喋った…！｣

A『坊、電話するから静かに。』

泥梨｢……｣

虎杖(歯ぎしりし出した……)

A『坊。』

吉野(すぐやめた…)


A『…』

出ない。

留守電に入れとくか。

A『虎杖と吉野順平が接触しました。伊地知さんとの連絡がつかないそうです。呪霊は回収したので私は高専に帰ります。』

よし。

A『坊、眉間にしわ凄い…』

泥梨｢こんな低級の呪霊と同格にされたのだぞ！腹の虫が収まるか!!｣

A『じゃーねー。』

虎杖｢ねー！俺どうしたらいいー！？｣

知らないよ。

A『伊地知さんが来るまで待機。』

…！

A『私の許可なく命を奪う悪い子だァれだ。』

虎杖｢！？｣

泥梨｢…｣

呪霊はまた暴れだして鳴く。

A『偉いね。』

泥梨｢…儂の母上なのに……｣

自分は抱っこ紐で私の腕の中は他の呪霊。

それが気に食わなかったのかなぁ…

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