【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

26話 ページ27

Noside

真希｢だが、何の手違いか、宿ったは宿ったが、Aの子宮に呪胎が出来てしまった。｣

パンダ｢流石の上層部もてんやわんやだったらしいぞ。｣

パンダ｢小さな命が宿った少女は仕方ないから産む事になった。まず少女の身体はその瞬間死ぬ事は同意済でな。｣

真希｢同意という名の脅しだろ。｣

釘崎｢そんな…！｣

パンダ｢ただ、何故か知らないが、赤子として普通に産まれた。そして少女も無事だった。｣

伏黒｢…｣

パンダ｢その呪胎と少女が奴らってこと。｣

釘崎｢……｣

黄泉｢主様はお疲れなのだぞ！さっさとしろ！｣

女子生徒が持っていた錫杖を布で丁寧に包み歩く少女。

釘崎｢あの子は？｣

パンダ｢知らん。さっき初めて見た。主様が救援求めてるからさっさと来いって言われたから来てみたらバトってた。｣

黄泉｢私は偉大なる御方に作られたのだ！｣

伏黒｢情報が全然来ない。｣

黄泉｢脳がアメンボ以下か！いやアメンボと比較したらアメンボが可哀想だ。｣

伏黒(なんだコイツ)

釘崎｢あらあら、言われてるわよ。｣

伏黒｢オマエ黙れ。｣

A『…ん…？』

伏黒｢起きたか？｣

A『……恵…？』

黄泉｢嗚呼！主様！目覚められて良かったです！｣

先程とは打って変わった声で少女は近づく。

パンダ｢なあ、A。この子ダレ？｣

A『坊やの分身ですよ…日本神話みたいに腕や足から分身作るんです…この子。』

伏黒｢コイツ俺の事アメンボ以下って言ったろ。｣

黄泉｢…！｣

その場から消えてしまった。

A『……門の中に行ったみたい…』


釘崎｢ほら、飲み物買ってきたわよ。｣

釘崎少女をじっと見る。

釘崎｢なに？｣

A『……着てないジャージあげようか？』

釘崎｢ホント！？｣

A『…着ないからね。』

2年生はニヤニヤする。

パンダ｢そうだぞ、仲間を大切にな。｣

A『……別に。穴の空いたジャージなんてみすぼらしいから…』

真希｢オマエは愛情表現下手だしな。｣

A『真希姉さんに言われたくない。』

狗巻｢高菜。｣

真希｢あん？｣


side伏黒

俺と釘崎が戦う前から既に体力も呪力もほぼ限界だった……

それなのに門の中に通じ、呪具と先輩を救援要請する命令を呪霊に下す。

その呪霊は的確に任務をこなし、

白銀自身も呪力を駆使して戦った…

そして暴走する呪霊達を直ぐに鎮めた…

相変わらず差は埋まらないな…

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