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「ひいさまは人が変わられてしまったのではないのか？」
「我々が、そう…思ってしまっただけだよ…そうだろう？姫」
「うん…ただいま石切丸」
「…っお帰り、姫…」
「ごめん、帰ってくるのが遅くなって本当にごめんなさい！こんな、傷だらけになるまで、こんな…ごめん、じっちゃんがとりわけ大事にしてたあなたを
こんなにして…ごめん、石切丸…ごめん、じっちゃん…」
「いいんだよ、帰ってきてくれたのならば…」
「そなた、誠のひいさまか？」
「ごめんね、小狐丸…帰ってくるのが遅くなって…いや、違うな…信じて欲しいけど…多分無理だろうなぁ…違う？」
「すぐに信じるわけには参りませぬ…」
「ごめんね、姫…夜伽を強要されたものは混乱が激しい。私でもすぐには祓えなさそうだ」
「いーよ…ところで薬研、1人で平気？札使う？」
「いんや？おひいさんのためなら絶対に勝つぜ？もっとあんたの護衛を信じな」
「ひゅう、イケメン」
「あんがとさん…ずえりゃあ！」
「薬研、殺さないでね？」
「勿論だ…おっと、乱早かったな」
「あのね…報告の帰りに寄ってみたらこうじゃん？
助けを呼んでよね！ボクだって極めてるんだし」
「悪りぃな」
「あ、三日月さんストップー！」
「あなや…やはり夜は短刀の十八番か」
「三日月！？岩融！？っ、うっ…何を、しているんだい？今剣？大丈夫かい…？っくぅ…」
「おおごえをあげるからですよ！石切丸はぜったいあんせいです！」
「今剣！平気か？」
「へいきです！あといわとおしそこみぎです！」
「おうよ！」
「今剣が俺らの攻撃を教えるのを止めない限り時間がかかるなぁ…今剣、このおひいさんが本物だ。後任は偽物だ…」
「今剣くん、わかって！」
「しってますよ！ぼくだって…ひめぎみさまがほんものじゃないかもってことはきづいてるんです！」
「じゃあ後任が来た時に教えてくれれば…」
「ぼくがそれをみなにおしえたらどうなっていたとおもいますか！？こうにんはきられてあるじさまののこしたここはかいたいですよ？」
「そうだけどさぁ…ボクらを、頼ってくれたっていいじゃん…っ！」
「いわとおし、こんどはよこなぎですよ…ぼくがこのへやをはなれられるときがいっこくでもありましたか？だんだんきずついていく石切丸とよとぎにかりだされる三日月と小狐丸…！だれがよるのあいだこのへやをまもるっていうんですか！？岩融ですか？びひんをこわしてさらに石切丸が壊されますよね！？」
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作者名：シャボン玉 | 作成日時：2019年9月22日 17時
