Story6 ページ8
A「…?え…と………」
歩いてきたその人は私の目の前に立ち止まった。
だが何も話さない。
A「あの……笠松幸男さん…でしたっけ?」
笠松「そ…そそそそうだ!」
当たり。記憶に狂いはなかった。
入学ガイダンスの部活紹介で話してたのを見た気がする。
いやそれよりもなんでこんなに焦ってるんだろうか。
笠松「けっ…怪我!」
A「…へ?」
笠松「怪我は大丈夫…かよ…!」
A「あ、はい」
…ってなんでこの人知ってるんだろう。
A「あのなんで私の怪我の事知って…」
笠松「み…見つけたの俺と黄瀬だから」
A「あ、そうだったんですか…」
エースと部長。ダブルに迷惑かけてしまったらしい。
A「怪我は全然大丈夫です。あ、黄瀬くんなら中にいますよ。じゃあ失礼します」
笠松「あ、ちょ……」
先輩が何か言いたそうだったけどその場を去った。
*☆*☆*
ガラッ…
笠松「オイ黄瀬。練習戻るぞ」
保健室のドアを開け、笠松が黄瀬を呼んだ。
黄瀬はベッドの脇のイスに腰掛けている。
黄瀬「先輩…今柿崎と話してなかったッスか?」
笠松「あぁ、柿崎っていうのか」
黄瀬「…帰ったんスか?」
笠松「あぁ」
黄瀬「………」
黄瀬はまた下を向いて俯く。
笠松「お前の目から見て…あれはどうだと思った?」
黄瀬「……いじめ、だと思うッス」
笠松「やっぱりか…」
はぁ…と笠松がため息をついた。
黄瀬「怪我が尋常じゃなかった。結構前から受けてるッスよあれ…」
普段明るい黄瀬の表情が暗い。
黄瀬「でも……誰にも相談とかしてないんスかね……なんで…」
そんな黄瀬の問いに答える人は誰もいなかった。
285人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
子供が出来てから奥さんが自分にかまってくれなくなった(ような気がしている)ので...
【黒バス】俺とさつきの幼馴染はイタズラ好きでスゲぇ困る。【幼少〜小学生編】
もっと見る
「黒子のバスケ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リオ(プロフ) - 桜のせいって何でですか? (2015年4月1日 16時) (レス) id: aae7fc1822 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» ズルイですよねー!あのイケメンシャララ((( (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 梓さん» 同じです←黄瀬君イケメンすぎますよね笑 (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» に…にやにやしながら!!ありがとうございます!← 黄瀬くんイケメンすぎていつもニヤニヤしてます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新頑張ってください!!めちゃくちゃ面白いです!いつもニヤニヤして読んでます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梓(雪猫) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/azusa0826/
作成日時:2014年3月21日 1時