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Story41 ページ48

黄瀬Side





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A「………何って言われてもなぁ」

黄瀬「え、えぇ?」


「黄瀬くんのことを考えてた」とこの少女は言ったのだ。

それなのにこのノリ。意味がわからない。




黄瀬「……あの…前にも思ったんスけど。…Aっちって鈍感?」


…前に…屋上で確か壁ドンらしきものを自分はやった。

その時の彼女も驚いた表情はしたものの、顔を赤らめたりは全くしなかった。





A「自分のことをそう思ったことはないよ?」


ないんかい。無自覚か。



黄瀬「あー違う鈍感っていうか……Aっちってなんで照れないんスか」

A「照れない???」



自分で言うのも何だけれど…俺だって一応モデルた。

普通の…と言うか誰でも反応くらいはしてくれると思う。この子を除いて。




黄瀬「……俺こうして腕掴んでるんスよ?そして今用務室に2人っきりっスよ?大丈夫?」

A「何に対して大丈夫って聞いてるのかがわかんないんだけど…」

黄瀬「…俺その気になれば押し倒せるけど」

A「押し倒すって…そんな漫画じゃあるまいし。そしてそういうのは好きな子にやるもんね」

黄瀬「あー分かったーこの子めんどくさい上に鈍感天然なんだー(棒」


人一倍責任を感じやすい、そして他人を傷つけたくないから自分で全部を背負う。そして周りと必要以上に関わらない。

そのわりにはなんというか図太い。

気持ちが揺らいでもすぐに冷静になれるタイプ。

天気みたいにコロコロと気持ちと表情が変わる。








黄瀬「…なんだろう。自分が恥ずかしい」

A「…黄瀬くん?顔赤いけど大丈夫?」

黄瀬「これはあれっスよ…夕焼けが……」



なんとなく今……この子の何に惹かれたかわかった気がした。









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……この子は面白い。バスケみたいに。


バスケと同じだ。先が読めない。




黄瀬「………なるほど…ね」



俺はこの子を守ってあげたいのかもしれない。

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リオ(プロフ) - 桜のせいって何でですか? (2015年4月1日 16時) (レス) id: aae7fc1822 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さやさん» ズルイですよねー!あのイケメンシャララ((( (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 梓さん» 同じです←黄瀬君イケメンすぎますよね笑 (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さやさん» に…にやにやしながら!!ありがとうございます!← 黄瀬くんイケメンすぎていつもニヤニヤしてます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新頑張ってください!!めちゃくちゃ面白いです!いつもニヤニヤして読んでます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓(雪猫) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/azusa0826/  
作成日時:2014年3月21日 1時

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