Story36 ページ43
顔が濡れてる。……また泣いてる。
黄瀬「……Aっちは責任感じ過ぎなんスよ」
A「……そんなこと…ない…」
なんでなんだろう。
なんでこの人の前に来ると涙が止まらなくなってしまうのだろうか?
A「…私…は……黄瀬くんを傷つけたんだよ……」
…これは立派な人殺しだ。
黄瀬「…俺がどう言ってもダメそうっスね」
A「………!」
黄瀬くんが膝をついて私と同じ目線に座っていた。
そして怪我してない方の右手を私の頭の上にそっと置く。
黄瀬「俺さ、女の子の泣き顔は嫌いじゃないけど…Aっちの泣き顔は見たくないな」
A「……じゃあどうしてここにいるの。見たくないなら何処かに行って」
黄瀬「あーなんでそう強がりなのかなぁ…」
A「強がりって言われたのは初めてだけど」
黄瀬「じゃあさ。そんなに責任感じてるなら責任とってもらおうかな?」
A「…責任」
当然だろう。別に驚かない。
黄瀬「Aっちは俺の前から勝手に消えたりしない。これ約束」
A「…はい?」
黄瀬「勝手に消えないでね!わかった?」
『yes』という言葉は発せなかった。条件反射気味に、代わりに小さく頷く。
黄瀬「…さて!用務室行くっスけど…その前にファンデ塗りに行く…?」
A「ファ……あぁ!」
案の定涙でファンデが落ちてしまっていたのに気がついて、慌てて顔を覆った。
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リオ(プロフ) - 桜のせいって何でですか? (2015年4月1日 16時) (レス) id: aae7fc1822 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» ズルイですよねー!あのイケメンシャララ((( (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 梓さん» 同じです←黄瀬君イケメンすぎますよね笑 (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» に…にやにやしながら!!ありがとうございます!← 黄瀬くんイケメンすぎていつもニヤニヤしてます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新頑張ってください!!めちゃくちゃ面白いです!いつもニヤニヤして読んでます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓(雪猫) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/azusa0826/
作成日時:2014年3月21日 1時