Story3 ページ5
引き続き黄瀬Side
黄瀬「失礼しま…っていない……」
倒れていた女の子を抱えながら、保健室のドアを開けた。
保険医の先生がいない。こんな肝心なときに。
黄瀬「と…とりあえず横にさせて……」
誰もいない保健室、俺は女の子をベッドに横にさせる。
今は夏服…腕で見えている所だけでも血を拭こうとし、そばからタオルを取る。
黄瀬「……腕ほっそい…」
ボソッと呟いた。
女の子ってこんなに小さかっただろうか?こんなに腕が細かっただろうか?
普段あんなに女の子を見ているのにどうして気づかなかったんだろう。
黄瀬「…にしてもひどい怪我だなぁ」
見るだけでも重傷なのはよくわかる。というか気を失うんだから相当。
切り傷、刺し傷、打撲…
……強盗でも入ったんじゃないのこの学校…?
どうしてあんな所に倒れてたのか…とふと思った。
体育館裏…と聞いて一番に浮かぶもの。いじめ。
黄瀬「…い…じめッスかね……」
俺はボソッと呟く。
いや、でもいじめにしちゃやりすぎだ。生死に関わるレベルだもの。
それはもはやいじめなんかじゃない。人殺しだ。
A「…………あ…れ……」
頭の中でいろいろ考えていた矢先、ベッドの上の少女が目を開けていた。
黄瀬「目覚ました…!頭とか打ってないスか⁉」
A「へ……?えっと…って痛…っ」
体を起き上がらせようとした少女がお腹を抱えて丸まった。
黄瀬「だ…大丈夫ッスか⁉お腹⁉」
A「だ…大丈夫です…うん……」
栗色の髪、そして黄色の瞳。
…綺麗な髪だな…と俺は思った。
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リオ(プロフ) - 桜のせいって何でですか? (2015年4月1日 16時) (レス) id: aae7fc1822 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» ズルイですよねー!あのイケメンシャララ((( (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 梓さん» 同じです←黄瀬君イケメンすぎますよね笑 (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» に…にやにやしながら!!ありがとうございます!← 黄瀬くんイケメンすぎていつもニヤニヤしてます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新頑張ってください!!めちゃくちゃ面白いです!いつもニヤニヤして読んでます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓(雪猫) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/azusa0826/
作成日時:2014年3月21日 1時