Story19 ページ22
A「う……」
悠吏「おはよう」
A「…悠吏」
視界から入って来る情報は大きい。昨日と同じ場所だということがすぐわかった。
……保健室。また気を失ったということ。
悠吏「大丈夫か?どこも痛くない?」
A「何もされてないもん……あ………」
…そうだ私…あの子のこと刺したことになってるんだ。
今頃学校中の有名人だろうか?
悠吏「はい、これ」
A「え?なぜマスク?」
悠吏「顔」
A「顔………?」
悠吏「…あーもう……ほら鏡…」
悠吏から鏡を受け取って顔を見る。
A「っ!」
やっば…涙でファンデが落ちていた。つまり昨日までの傷が…
悠吏「大丈夫。俺以外に誰も知らない。ファンデで隠してるくらいだから知られたくなかったんだろ?」
A「……桜…は…」
悠吏「桜は教室。傷のことは知らないよ」
A「そっか……」
教室…私はもうみんなの敵扱い。
クラスどころか学年、学校まで噂はもう広がってるだろう。
…つまり居場所がない。
悠吏「桜も俺もお前が刺したなんて思ってない。Aはそんなこと出来る人じゃないし、第一あいつを刺す理由がない」
A「理由か……案外あるんじゃないかな…」
そう言って私は笑う。
いじめられてるんだもん、そりゃ復讐したいとか思うでしょう。
私は思わないけど…復讐して何になるの?
悲しみが増えるだけだよ。
悠吏「一応確認。やってないんだな?」
A「やるわけないでしょ?なんでそんなことしなきゃならないの」
悠吏「…てことはあいつらの自作自演か……傷もそんなに重症じゃなかったみたいだし」
重症じゃなかったんだ…よかった。
A「んと…とりあえず今日は帰るね」
悠吏「は⁉ちょっと待てお前!その顔の傷!」
A「っ……」
そのまま走り去ろうとしたが、腕を掴まれて止められてしまった。
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リオ(プロフ) - 桜のせいって何でですか? (2015年4月1日 16時) (レス) id: aae7fc1822 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» ズルイですよねー!あのイケメンシャララ((( (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 梓さん» 同じです←黄瀬君イケメンすぎますよね笑 (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» に…にやにやしながら!!ありがとうございます!← 黄瀬くんイケメンすぎていつもニヤニヤしてます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新頑張ってください!!めちゃくちゃ面白いです!いつもニヤニヤして読んでます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓(雪猫) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/azusa0826/
作成日時:2014年3月21日 1時