Story16 ページ19
A「あ……あー……」
廊下からチラチラと教室を見ております、柿崎Aです。
黄瀬くんと屋上で話した後、トイレで顔を洗った。
涙の後が酷すぎる。自分でもわからないくらいかなり泣いていたみたいだった。
A「……黄瀬くんにまた心配かけちゃったな」
とりあえず目の腫れはおさまったし教室に入りたい。
ただ授業開始時刻からは既に10分が経過。当然授業は始まっている。
しかも5限目は理科。55歳のハゲメガネ先生がうるさい。
A「あぁぁぁぁぁどうしよう……」
クソ脳をレッツフル回転させよう。
『お腹痛くて保健室行ってました』
いや、行ってないし痛くない。傷は痛いけど胃腸は痛くない。
『ちょっと屋上で寝てて』
これはダメだ、怒られる。
『友達と話してたら遅くなって』
これだ!…ってダメだ…これじゃ黄瀬くんに迷惑かける…
A「ていうかそもそも黄瀬君のせいでは?」
私のことを黄瀬くんが引っ張っていったせいだ。100%そうだ。
悠吏「あれA?何してんの?」
A「え?うわっ!悠吏⁉」
教室と反対側から声がしたから振り向くと、幼馴染…っては言いたくない、腐れ縁の凌駕悠吏(りょうが ゆうり)がいた。
A「悠吏何して…ってちょっと待って!」
悠吏「え?何を?」
そのまま私の前を通り過ぎたかと思うと、教室のドアを思いっきり開けた。
当然、私も見つかってしまう。
先生「…ん?凌駕か…お前は何してたんだ。あと柿崎も」
悠吏「すいませーん。保健室で仮眠とってたら遅れましたー。先生の課題が多すぎて睡眠不足なんですよー」
A「あっと……音楽聴いてたらチャイム聴こえなくて…すみません」
音楽聴いててチャイム聴こえなくてってどんな理由だよ、と自分に突っ込む。
先生「とりあえずお前ら座れ。授業はとっくに始まってるぞ」
A「う……」
出来るだけ誰とも目を合わせないようにして席に座った。
*****
・凌駕 悠吏(りょうが ゆうり)
A、桜とは幼馴染。桜と同じく、Aの家とは正反対くらいに家は遠い。
黄瀬と同じくバスケ部1年。中学からやっているのでそこそこうまい。
顔はイケメン寄り。結構モテる。彼女はいない。
とにかくサボリ魔、保健室はもはや悠吏の家←
悠吏さんって夢主さんいたら申し訳ないです…
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リオ(プロフ) - 桜のせいって何でですか? (2015年4月1日 16時) (レス) id: aae7fc1822 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» ズルイですよねー!あのイケメンシャララ((( (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 梓さん» 同じです←黄瀬君イケメンすぎますよね笑 (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - さやさん» に…にやにやしながら!!ありがとうございます!← 黄瀬くんイケメンすぎていつもニヤニヤしてます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新頑張ってください!!めちゃくちゃ面白いです!いつもニヤニヤして読んでます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓(雪猫) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/azusa0826/
作成日時:2014年3月21日 1時