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Story15 ページ18

突然私を引っ張って行った黄瀬くんは、私を屋上まで連れて行った。



A「あの、黄瀬くん…?」

私はフェンスに背中をつける。いやつけられた。
そこから私に覆いかぶさるように黄瀬くんがフェンスに手をついた。



あの、これって世に言う壁ドンってやつでは……あ、フェンスドン?



A(……美形)

顔が近い。でもそっちより美形なほうに目がいった。



黄瀬「…昨日の傷はどうしたんスか?」

A「……え?」

黄瀬「いじめられてるんスよね?」

A「っ……」


彼はこういう性格らしい。ドストレートに来た。直球。
私はなんとなく目を逸らした。



A「…それがどうかした?」

冷静に…とりあえず冷静に返そう。





黄瀬「どうかって…!」

フェンスがギリギリと軋む音。




怒ってる…?なんで?


A「黄瀬くんには関係ないでしょ?私の問題だから…」

黄瀬「なんで…誰にも相談とかしてないんスか?」

A「……」

聞かれると思った。誰かに相談とかしてないのかって。



A「別に…する必要がない」


誰かに相談したところでどうにかなるなら既にしてる。

…というか既にした。相談したけどダメだったんだよ。

むしろ悪化したんだ。




A「…あのさ……もういいから昨日のことは見なかったことに…」

黄瀬「……!」

A「…?どうしたの…?」

黄瀬くんが私の顔を見てぎょっとしたように目を見開いた。






黄瀬「……なんで泣いてるんスか…?」

A「は?」

目に手を当ててみる。手が濡れていた。



A「…なんで」

いつの間に泣いていたんだろう。全然気づかなかった。


A「えと……う……」

顔を隠すように目に手を被せた。下手したら傷が見えてしまう。



黄瀬「柿さ……いや、Aっち」

A「え?」

突然名前で呼ばれた。




黄瀬「何かあったら俺にs「キーンコーンカーンコーン…」

A「…え?ごめん聞こえない」

黄瀬「…なんでもないっス。じゃあ…」

そういうとついていた手を離し、階段を降りていってしまった。




A「なんだったんだろ…」

チャイムがなかったら聞こえたかもしれない。……………チャイム?




チャイム…チャイム……予鈴⁉

うわぁぁぁぁぁやばい!昼休み終わっちゃう遅れる!

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リオ(プロフ) - 桜のせいって何でですか? (2015年4月1日 16時) (レス) id: aae7fc1822 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さやさん» ズルイですよねー!あのイケメンシャララ((( (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 梓さん» 同じです←黄瀬君イケメンすぎますよね笑 (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さやさん» に…にやにやしながら!!ありがとうございます!← 黄瀬くんイケメンすぎていつもニヤニヤしてます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6798802b7f (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新頑張ってください!!めちゃくちゃ面白いです!いつもニヤニヤして読んでます← (2015年2月11日 22時) (レス) id: 6bbe8a50e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓(雪猫) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/azusa0826/  
作成日時:2014年3月21日 1時

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