君のとなり【江口拓也】 (ページ6)

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6. 期待と結果ページ6

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「宏太朗聞いて～、ミサキやってくれるってさ～」

「ええ！？ほんとですか！？」

「うん！俺が困ってるならって～」

「うへー、、意外ですね。」

「どーよ！あー、やっぱり好きだな～」

「甘いですね江口さん。喜ぶのはまだ早いですよ。有言実行したかしないかですから。これからですよ。」

宏太朗の厳しい意見は置いておいて、、

「今日のご飯なんだろな～」

初っ端の今日、ミサキは休み

不安なんて1ミリも抱いていなかった

ーー

「ただいま～！」

「おかえり～！」

こちらを見ずにゲームに熱中するミサキ

うーん、、、これは、、

「ミサキ、今日のご飯は、、？」

「あー、今日は出前でいいかなーって、」

「部屋の掃除してくれた？」

「洗濯はしたよ！」

、、、なるほど。

宏太朗の言う通り、喜ぶのはまだ早かったみたいだ。

怒った方が良いかな、、？

でも体力使いたくない。

ふぅ。

ひと息ついてさらにため息。

治んないかなこりゃ。

諦めることも大事

自分に言い聞かせる

はぁ。

再びため息

あー、やだやだ。ため息禁止。

嫌なことは3秒で忘れる、これ鉄則！

気持ちを切り替える

ーー

「やっぱり！彼女さん、してくれなかったんですね」

「え？」

宏太朗、こいつはエスパーか？

「してくれてたら僕に言いますからね。言わないという事はしてくれなかったと言うことですね！」

さすが、俺の事わかってるね(笑)

「もういっその事、自宅に帰ってくれーって言ったらどうですか？同棲してる訳じゃないんですよね？」

「まぁ、そうだね」

そう、同棲とまではいかない。
週に2日、あるいは1日、ミサキは自宅へ帰る

俺の家へ泊まるのは、ミサキいわく仕事場が近いから、と俺のそばにいたいから

て、こんなに泊まってたらもはや同棲？

自宅に帰れーか、、言えるかなぁ

争いごとは嫌いなタイプの俺

、、言えなさそ。

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