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手を離すタイミングの方が難しいね。
ーーー
『じゃあ、そろそろ私帰るね?』
「もう帰るの?」
『だってもう、23時過ぎてるし…』
久しぶりに長くテヒョンと一緒にいた時間は、
あっという間に刻々と過ぎていく。
そして、
それぞれが別々の想いでここにいる事はバレてる。
気付かない振りをしばらくしてて。
時々、普段を装う演技が上手くいかなくても。
「このまま、…泊まって、く?」
『え?』
「…嘘。送ってく。」
『あ、私。車で来たから。』
「じゃあ、下まで送る。」
『いいよ、ここで。笑』
ソファーから立ち上がり玄関に着くと、
「握手」って言って左手を差し出される。
『握手?笑』
「またこうして出会ったのも何かの縁だし。笑」
差し伸べられた左手に手を重ねると、
強く握られる。
『テヒョン、痛いよ。』
「あ、ごめん。」
『じゃあ、ね?』
「今日はありがとう。」
" じゃあ、ね " って言って、
" 今日はありがとう " って言われたのに、
なかなか手を離してくれない。
「あ、ごめん。」
玄関のドアを開けてアルコーブ前、
強く握られた感触と、
テヒョンの温もりが残る左手。
どんな時でも守ってくれた、
懐かしいテヒョンの手は魔法の手。
幸せが逃げない様にそっと握りしめるよ。
story 22 ページ22
手を繋ぐタイミングよりも、
ーーー
久しぶりに長くテヒョンと一緒にいた時間は、
あっという間に刻々と過ぎていく。
そして、
それぞれが別々の想いでここにいる事はバレてる。
気付かない振りをしばらくしてて。
時々、普段を装う演技が上手くいかなくても。
ソファーから立ち上がり玄関に着くと、
「握手」って言って左手を差し出される。
差し伸べられた左手に手を重ねると、
強く握られる。
" じゃあ、ね " って言って、
" 今日はありがとう " って言われたのに、
なかなか手を離してくれない。
玄関のドアを開けてアルコーブ前、
強く握られた感触と、
テヒョンの温もりが残る左手。
どんな時でも守ってくれた、
懐かしいテヒョンの手は魔法の手。
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ruki(プロフ) - さこさん» さこ様(*^^*)コメントありがとうございます!初めまして。お互い同じですね(*´艸`)曲もダンスも人柄も良くて一気に引き込まれたした^^更新頑張ります(ง •̀_•́)งまた暇つぶしに読んでやって下さいm(_ _)m (2022年12月9日 20時) (レス) id: 2ac3d6b9ca (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 初めまして。私も最近BTSにハマった遅い新参者です。かっこいい曲が多いですよねぇ(^^) 更新楽しみにしています(^^) (2022年12月9日 20時) (レス) @page30 id: 8c0425346a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ruki | 作成日時:2022年11月20日 11時