17話 ページ17
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人が優しさを受け入れて、感動しているのに空気の読めない野郎が軽い口調で衝撃的な一言。
「それでAには、悠二の教育係になって欲しくて!」
五条は今、何て言った?
自分の中で五条の言葉を反芻した。
「誰が、誰の教育係だって?」
「Aが悠二の教育係!!!」
「…嫌よ。」
後輩たちの育成に力をいれる必要はある思うけど、指導するつもりは、私には一切ない。
それにその資格もない。
「何で?
Aは逃げてるよね。」
「そうだよ、逃げてる。
高専に関わること、未来のある子たちに関わること、無責任なことは出来ないから。」
「そうじゃないだろ?
A自身が傷つかないようにするために逃げてるんだろ。」
図星だった。
夏油傑が最悪の呪詛師になったことは、私を傷つけるのには十分すぎる理由だったから。
もう二度とあの頃と同じ思いはしたくない。
だから、だから。
自分を守るために必要以上に関わらないと決めたんだ。
「A。あいつの事を忘れろとは言わない。
でも、前に進むことは大事だよ。」
「そうかもね…。」
「ってことで、悠二のこと頼んだよー!
僕は任務に行ってくるから、それじゃ。」
珍しく励ましてくれたかと思いきや、やっぱり五条はクズだった。
半ば無理矢理、虎杖悠仁を私に押し付けて五条は一瞬で目の前からいなくなったのだから。
「え?!先生、どこ行っちゃったの?」
「五条の術式の力だから驚かないで。」
「そーなん?先生凄いんだ。」
ついこの前まで一般人だったと聞いたから、彼は純粋なままで呪術界に染っていない。
「五条の同期、AA。虎杖くん、よろしくね。」
「お願いします!A先生!!」
「私は先生ではないから、敬称とか敬語とか要らないよ。
…それと、私のことは名前で呼んでくれる?」
「おっけ!じゃあAさんで。」
にこやかな笑顔を浮かべる虎杖くんの右手と軽く握手を交わした。
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銀華(プロフ) - ryeさん» 教えていただきありがとうございます🙇♂️入力ミスです。訂正させていただきます。 (2022年7月5日 13時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます。警察学校時代のお話は番外編か、本編の後々に書けたら良いなと思っております。少しお時間頂戴してしまうかもしれませんが、楽しみにして頂けたら幸いです☺️ (2022年7月5日 13時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 9話の降谷さんの所属、警察庁が警視庁になってます。 (2022年7月5日 10時) (レス) @page9 id: 6f680e21b1 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - めっちゃ面白い!この小説の面白さを伝えるためにコメント欄に登場しました!警察学校組との絡みができてきたので、警察学校時代の物語も知りたいです! (2022年7月2日 9時) (レス) @page37 id: c0ec2f5f77 (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 悠華さん» コメントありがとうございます。警察学校組とはあと2、3話くらいで少し絡みをもたせることができるかな~と考えております!もう少しお待ちいただけると幸いです🙇♂️ (2022年6月23日 15時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀華 | 作成日時:2021年12月24日 0時