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翌朝、 目を覚ました私の隣には出会って間もないはずの職場の後輩が裸で眠っていた。
この文だけ読めば、なんてひどい字面だろう。
よくありがちなのは何も覚えていなくてパニックに陥る展開だが、残念ながら私は昨夜のことを鮮明に記憶していた。
自覚のある行動だったからこそ、罪悪感が大きい。
テヒョンを裏切った。
たとえテヒョンがそれをしていたとしても、だからといって到底許される行為ではない。
自己嫌悪に頭を抱えてため息をこぼすと、ジョングクくんの目がゆっくりと開いた。
しばらく空中を彷徨った視線がやがて私を捉え、いたずらっ子のようにふっと微笑む。
「おはようございます、ヌナ」
『ヌ、ヌナ？』
「はい、これからはそう呼ぶことにします」
ジョングクくんは眠たそうに目を擦りながら体を起こした。
白い布団から鍛え抜かれた筋肉質な裸体が姿を現す。
「あ、目逸らした」
『別に…』
彼はまたふっと笑って、私の体を抱き寄せた。
「あーあ、ヌナは俺と浮気しちゃいましたね」
『……』
「そのテヒョンさんって人が知ったら怒りますかね」
『…どうしてその名前、』
「だって最中に何回もテヒョンって呼ぶんですもん。すっごく妬けました」
ああ、そうだった。
一瞬ジョングクくんがテヒョンと重なって、つい口走ってしまったのだ。
「でも、まだ俺の入り込む余地ありそうですよね」
『は…？』
次の瞬間、ジョングクくんの口から飛び出した予想外の言葉に私は唖然とした。
「ねえ、Aヌナ。俺に乗り換えてみませんか？」
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のあ - とてもおもしろいです、続き待ってます！ (2019年9月11日 7時) (
レス) id: 87b0b31a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - すごく面白い展開になってて続きが楽しみです! これからも読ませていただきます!! (2019年7月25日 17時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とてもお気に入りです!! 迷惑かもしれませんが続きお願いします! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
たまたま - 三角関係ぽい小説、今まであまり好きじゃなかったけど、このお話は凄く続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主人公ちゃん、自惚れちゃっていいんですよね！！！！！？テヒョン、、頑張れ！！ (2019年7月17日 8時) (レス) id: d2b1c04faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kasu
| 作成日時：2019年6月30日 17時
