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「これチェックお願いします」

『あ、うん…』

「あと、部長が呼んでます」

『分かった…』









その後のジョングクくんの様子はというと、会社では文字通り何もなかったかのように接してくる。









二人きりになった時以外は私のことをヌナと呼ばないし、話し方も堅苦しいまま。









確かに入社してきて数日で私のことをヌナなんて呼んでいる方がおかしいから、変に注目を浴びたりしなくて私としては助かっているわけだけど。









問題は二人きりになった時だ。









給湯室でコーヒーを入れていると、私が手が離せないのをいいことに後ろから抱きついてくるジョングクくん。









『ちょっ…ここ会社だから!』

「そろそろ俺にしますか?」









首元ですんすんと鼻を鳴らされて、びくりと肩が跳ねる。









『…ジョングクくんには私よりいい人がいるよ』

「ヌナにもテヒョンさんよりいい人がいます」









こうやって二人きりで話す時はニコニコしているのに、なんで職場ではあんなふうに無愛想なんだろうか。









『ジョングクくん、いつもそうやって笑ってればいいのに』









何気なくこぼした言葉。









しかし、ジョングクくんはあまり気分がよくなかったらしく、彼はむすっと頬を膨らませて私を睨みつけた。









「俺のこういうところを知ってるのはヌナだけでいいんですよ」









「分かってないなー」と言いながら、給湯室を出ていってしまうジョングクくん。









『…どういう意味』









ジョングクくんって掴みどころがなさすぎて本当に扱いにくい。









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のあ - とてもおもしろいです、続き待ってます! (2019年9月11日 7時) (レス) id: 87b0b31a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - すごく面白い展開になってて続きが楽しみです! これからも読ませていただきます!! (2019年7月25日 17時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とてもお気に入りです!! 迷惑かもしれませんが続きお願いします! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
たまたま - 三角関係ぽい小説、今まであまり好きじゃなかったけど、このお話は凄く続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主人公ちゃん、自惚れちゃっていいんですよね!!!!!?テヒョン、、頑張れ!! (2019年7月17日 8時) (レス) id: d2b1c04faa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kasu | 作成日時:2019年6月30日 17時

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