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106話 ページ7

『さっきの人、彼氏?』



「えっ、あっ、違くて、
今のは、前話してたユンギさんで。
えっと、ユンギさんは、
何ていうかいつも無愛想でね、でも優しくて」





…………あれ?
私、何言ってんの?







街頭が照らされた静かな住宅街に

不自然な沈黙が数秒流れた後、

ジョングク君は

『…………そっか、』

とだけ口にした。








また流れる沈黙。

どうにかしてこの重い雰囲気を変えたくて、
何か話さなきゃって思っても
何にも浮かばなくて、







『……これ、』


やっとジョングク君が口を開いて、

『重いかも』

と言いながら、

手渡された花束。









いつもの赤いバラは、
いつもより本数が多くて、
両手で受け取ると、
半分前が見えなくなった。










「すごいね、
こんなサイズ初めて見た。
ありがとう」





『…………さっきの人からもらったプレゼントには
敵わないと思うけど』

って私が手に持ってる紙袋を
見つめるジョングク君。



その視線が体に突き刺さって胸が苦しい。

そんな顔しないで。

そんな、傷ついたみたいな顔………。









『じゃ、俺、帰るね』






駐めてあったスポーツカーは
ジョングク君のだったらしい。

車に乗り込むジョングク君を見つめて、
彼によく似合うと思った。




こちらを見ようともせず走り出した車。

私は、花束を抱えて、
見つめる事しか出来ないよ。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏   (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです!パスワード教えていただいてよろしいですか? (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです!続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか? (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです!ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね! (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年1月7日 16時

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