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【番外編】13【JK】 ページ48

大きくなった声。


ベッドの上で足を立てて座ってる
Aちゃんの隣に腰掛けた。



こういう時さ、
女の子の扱いに慣れてる男だったら
きっとキスしたり、
抱き締めたりするんだと思う。
でも俺はそんなの出来ないから。






『好きだから……
大切にしたいから、簡単に触れたくない、
もっと時間かけたいって思ったんだよ。
分かって』






ありのままの気持ちを
そのまま口にした。






Aちゃんは下を向いたまま数分黙ってた。

その後、涙を堪えるようにして、

「……分かったけど、一つだけ聞いてもいい?」

と言って、
顔を上げて俺の方を見つめると、
はぁと息を吐いた。








「……ボラさんとあんな事したのって、
あの時一度だけ?」



その問いに、
Aちゃんが聞きたかった事は
本当はこの事だって。

ずっと胸の中に閉じ込めてたんだって思った。







『ごめんね』



何がごめんだよ今更、


だけど、


謝るしか出来なくて。


でも、信じて。



Aちゃんを好きだって、
ちゃんと気付いてから

俺はヌナと、
いや、誰とも、
何にもしてないよ。









『あの時一度だけ。
マジでごめん』



そう答えた後、


Aちゃんは何も言わなくて。

俺もそれ以上何も言えなくて。


長く感じた沈黙の後、彼女は


「分かった。もう二度と聞かない。
だからジョングク君も
あの日の事は忘れてほしい」


と言った。


そして、俺に抱き着くと、


「ジョングク君は私のものだよ。誰にも渡さない」


って俺の首筋にキスを落とした。








普段絶対そんな事しないじゃん。

そんな事言わないじゃん。





思考停止してる俺から
Aちゃんは離れると、
「似合わない事言っちゃった」
って誤魔化すように笑った。









あっ、

何かもう。

無理だ。








我慢できなくなって、
つい彼女を押し倒すと、
Aちゃんは驚いたように、
透きとおった目を瞬きさせて、

「えっ?何?」


って、どこまで天然なの?

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏   (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです!パスワード教えていただいてよろしいですか? (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです!続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか? (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです!ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね! (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年1月7日 16時

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