検索窓
今日:2 hit、昨日:302 hit、合計:365,896 hit

【番外編】4 ページ39

「………来ちゃった」


『来ちゃったって、え?』



ジョングク君の隣には
大学生っぽい男の子が一人。
バイトの子かな?



ジョングク君より先に
私の方に一歩近づいて、


《え?誰?もしかしてヒョンの彼女?》

と言いながら、
ジョングク君と私を交互に見つめた。





“うん、まぁ”

って後ろから歯切れの悪い返事と
ジョングク君が鼻をすする音が聞こえる。



その返事を聞いて、
男の子はもっと私の方に近づくから、
この子は人見知りしない子らしい。




《うわぁ、めっちゃ可愛いじゃないですか。
ヒョン、別に普通とか言ってたくせに》








普通……………ね。


うん。間違えじゃないから、いいんだけど。






《日本人なんですよね?》


「あっ、えっと、はい」



《ヒョン彼女さんの話全然してくんないから、
どんな人か気になってたんですよ。
何かイメージと違った!
もっと何かヒョンみたいな
治安悪い派手な女の子かなって思ってたけど、
かわいー》









“治安悪い派手な女の子”

って一体どんな子なの?

想像しても分からない。

私とジョングク君が
お似合いじゃないって遠回しに言われてる?



なんて考えてたら、


『お前うるさいって』

とジョングク君がやっと口を開いた。








《じゃあ彼女さん。
僕は帰りますね。ごゆっくり》



ヒラヒラ手を振って、
私に笑顔を向けた男の子は、
ジョングク君の耳元で
何か囁いて帰っていった。









“ラブラブしすぎて
明日遅刻しないでくださいね?”







小声で言ったつもりだろうけど

静な夜の街のせいで

私の耳にも、むず痒いその言葉は届いて、

赤くなる顔を誤魔化すように
下を向くしかできない。






ジョングク君は

ゴホッと咳払いをすると、

やっと私の目の前まで近づいた。

【番外編】5→←【番外編】3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (645 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1656人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏   (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです!パスワード教えていただいてよろしいですか? (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです!続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか? (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです!ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね! (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:moka | 作成日時:2024年1月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。