112話 ページ13
はぁ……………
久しぶりにこんなに熱を出したと思う。
また体温計で測ってみると、
38.5。
全然下がらない。
だけど、
昨日から何にも食べてないから
さすがにお腹が空いてきて、
来てくれるって言ったテヨンを待ってるけど
中々来ない。
ピンポーン
やっと鳴った呼び鈴に、
何とか体を起こして、
鍵を開ける。
目の前にいたのはテヨンじゃなくて、
｢えっ？｣
ナイキの黒いパーカーを着たジョングク君は、
手にパンパンになった買い物袋を持っていて、
『大丈夫？』
と心配そうに私を覗き込んだ。
｢な、なんで、ジョングク君が？｣
『……えっと、あの、名前なんだったかな？
Aちゃんの会社の同僚の子とスーパーで偶然会って、』
｢テヨン……？｣
『あっ、そう。
で、Aちゃん風邪引いたって聞いて、
ご飯作りに言ってって頼まれて』
テヨン…………だったらそう連絡してよ！
パジャマにお洒落とは言えないカーディガン、
スッピンにおでこに冷えピタ貼ってる私を、
ジョングク君には見られたくなかった。
『何か作るよ、上がってもいい？』
｢あっ、うん………｣
ぁあ……部屋がごちゃごちゃしてる。
いつもはこんなんじゃないんだよ？
昨日から熱で動けなかったから
って言いたいけど、
彼から返って来そうな返事は
“そっか”
ぐらいだと思うから
口にするのはやめた。
『台所借りるね、
Aちゃんはできるまで寝てて、』
｢………はい、｣
『えっと米は……どこだろ』
｢あっ、その棚の下に｣
『寝ててってば！』
軽く叱られた。
でも、それも何か嬉しくて、
ベッドに入って、
台所にいるジョングク君を見つめる。
後ろ姿もカッコいいな………
なんて、熱のせいで
ふわふわしてるみたいだ。
ジョングク君とのこの距離が
私は、何だかもどかしい。
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moka(プロフ) - m...iさん» m...iさん、読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (
レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - kanさん» kanさん、ドキドキしてもらえて嬉しいです😌読んで頂きありがとうございます♡少し編集のためパスワードつけてますが、終わりましたら解除するのでお待ち下さい🙏 (4月3日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
m...i - すごく楽しく見せてもらいました続きがすごく読みたいです！パスワード教えていただいてよろしいですか？ (4月3日 15時) (レス) id: 21753a5ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kan - 読んでる時、ずっとドキドキしてました。とても面白かったです！続きを読みたいのですがパスワードがわかりません。教えていただいてもいいですか？ (4月3日 11時) (レス) id: 1389d959b0 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - N--aさん» N--aさん、読み返してもらえて嬉しいです！ありがとうございます♡少し編集してたのでパスワードかけてました。解除しますね！ (3月30日 17時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moka
| 作成日時：2024年1月7日 16時
