File 5-27 ページ41
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───── AM 00:34
漆喰の大きな塀にサーチライトが映る
美澤美術館からﾞ濃霧ﾞが盗み出された、という
通報が入ったのは
今から10分前のことだ
健「 何故、この夜中に分かったのですか？ 」
美「 2時間こどに必ず警備員に見回りをさせてますので
12時過ぎの巡回で無いのが発見されたのでしょう 」
自分が数日前に落札したばかりの物が盗まれたというのに
美澤は冷静だ
何時かの、岸の家とは大違いだ、と
内心思う菊池
健「 念のため、その巡回の担当の方の名前
教えて頂いて良いですか 」
美「 あぁ、構いませんよ
おい、藤井 」
美澤が呼んだ先には
皺1つ無いスーツに身を包んだ
長身の青年
風「 態々どうも
…警備員なのにスーツなんですか 」
美「 あぁ、これは説明不足でした
実はﾞ濃霧ﾞの飾られてた部屋はパスワードが掛かってまして
それを知っているのは此処で働く極数人
なので奥の部屋はこうして知っている者が見ているのです 」
もう一度その青年を見直す
ﾞ青年ﾞといって良いほど若く
下手をすれば自分達より年下かもしれない
頭を下げ顔をあげたときに
人懐っこい笑みを浮かべ笑窪が出来た
健「 藤井さん、ですね
ありがとうございます 」
中島がそう言うと
再び頭を下げ
少し離れた方へ戻っていく
その後ろ姿を見送った菊池は
一旦溜め息をついて
美澤と向き合った
.
(( どうやった？
警察は巻けたんか？ ))
取り合えずは、と
携帯のマイクに小さく呟く
(( そ、なら良かった良かった ))
「 余裕かもしてる場合やないで、望 」
──── 小瀧望
Murdererの1人
お調子者で何処か陽気だが
短気でもある
(( でも想像以上のもん見付けたやんか
それだけで充分収穫やで ))
「 …せやけどな 」
(( あ、あかん！
充電が無くなりそうやわー、
てことで、じゃな、流星!! ))
───── 藤井流星
Murdererのもう1人
常に眠そうな雰囲気だが
その瞳は猟奇的な光がある
制止の言葉を聞かず
嘘臭い理由を述べた小瀧
無機質な音が聞こえる携帯をポケットに入れ
警察の方へと歩き出した藤井
流「 …次は逃さんけどな 」
緩く弧を描いた唇
その横顔は赤く染まっていた
.
─────Doubtful brightness ver. 完結
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しう(プロフ) - なぁさとさん» そう言って 頂けて 光栄です っ !! 頑張って 更新しますね ！ (2015年6月25日 15時) (
レス) id: dc7be622bf (このIDを非表示/違反報告)
なぁさと(プロフ) - この小説、とても大好きです!!毎回続きが気になります....更新頑張ってください!! (2015年6月25日 15時) (レス) id: 7d246a8ba0 (このIDを非表示/違反報告)
しう(プロフ) - るるさん» 何度もありがとうございます っ!! 此れからも まだまだ続きます 、 たぶん 、笑 そんな っ 、暇人なんですよ ← (2015年6月24日 20時) (レス) id: dc7be622bf (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 何回もコメント失礼します！此れからのお話凄く気になります！しうさん更新頻度高くて嬉しいです笑尊敬です！ (2015年6月24日 18時) (レス) id: eb83ccbb4c (このIDを非表示/違反報告)
しう(プロフ) - るるさん» ただいまです !! 中3 ですよ - 。 勉強しない受験生です ← 更新頑張ります っ (2015年6月9日 13時) (レス) id: dc7be622bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しう | 作成日時：2015年5月24日 8時
